クピドのキャラクターストーリーは2話ある。どちらの話でも、恋の神を名乗るクピドが恋の矢を放って騒ぎを起こし、主人公がそれに巻き込まれたり、事態を収めたりする。
嫌われ者の狼
クピドは狼の姿をしている。町で恋に悩む人を探していると、やんちゃな男の子に狼は怖いと言われて逃げられ、ひどく落ち込む。クピドは主人公に、このまま嫌われていては恋の神として務まらないと打ち明ける。男の子にからかわれただけではないかと主人公は言うが、クピドは聞き入れない。クピドは男の子に恋の矢を当てて自分を好きにさせ、続けて嫌われ者の狼をなくそうと、町の人々へ次々に恋の矢を放つ。
すると矢を受けた人々が一斉に求婚してきて追いかけ回すようになり、クピドは町のどこにいても見つかってしまう。前も後ろも人にふさがれたところで、主人公がクピドの腕を引き、薄暗い路地へ連れ込んでかくまう。二人は人々が去るまでそこに身を潜める。
町の混乱を見た主人公は、元に戻そうとクピドに言う。クピドは「愛され狼作戦」の失敗を認め、矢を当てた全員に失恋の矢を撃って恋心を静める。それでもクピドは、愛される狼になることは恋の神に必要だと考えており、今度は地道に人の恋を叶えると意気込む。むやみに矢を使ってはいけないと主人公に念を押されても、クピドは返事だけして、恋に迷う人をまた探しに出る。
くしゃみの誤射
主人公、リトリー、ジャンヌ・ダルクが平和について話しているところへ、クピドが恋に導く相手を探しにやって来る。恋の矢で無理に恋をさせるのはおかしいとリトリーは言うが、クピドは、みんなが愛し合えば世界は平和になると語る。クピドは花屋の女性に片思いしているらしい男性を狙うが、撃つ瞬間にくしゃみをして狙いが外れ、矢は主人公に当たる。
恋に落ちた主人公はクピドを抱きしめたい、キスをしたいと迫り、ジャンヌは主人公がまるで別人のようだと驚く。クピドは、そうした欲求は恋ではない、恋はもっとプラトニックなものだと拒む。クピドは失恋の矢を構えるが、当たると好きな相手の印象がひどく悪くなるもので、なぜか撃てない。矢の効き目は1週間ほどで切れるので、それまではこのままでいいとクピドは言う。
手を握るだけでもいいと主人公が言うと、クピドはそれを受け入れ、恋人として恋人つなぎで街を散歩しようと主人公を連れ出す。残されたジャンヌは、休息を勧めずに訓練に誘えばよかったと悔やみ、リトリーは大変な1週間になりそうだとため息をつく。