甘寧のキャラクターストーリーは全2話である。どちらの話でも、甘寧は主人公と行動する中で孤独に見える者を見つけ、手を差し伸べる。第1話では村を襲ったならず者を仲間に誘い、第2話では迷子の少女を母親のもとへ帰す。
ならず者と孤独
主人公と九天玄女は、村を襲った無頼漢を捕まえてほしいという依頼を受けている。九天玄女の調べでは、無頼漢は南へ逃げている。村には暗い顔の若者たちがいて、彼らは村の住人ではないが、その場に居合わせて無頼漢を追い払ったという。甘寧は、そのならず者が道を踏み外した人間には思えないと言い、仲間にしに行くと決める。九天玄女が理由を問いただしても、甘寧は取り合わずに走り去る。
甘寧はならず者を見つけ、仲間になれと迫ったり腕相撲を挑んだりするが、相手にされない。追いついた主人公に対し、甘寧は悪者かどうかは見方次第だと言い、村に戻って九天玄女を手伝うよう頼む。主人公が再び様子を見に来たとき、甘寧は食事や釣り、昼寝のあいだもならず者から離れずに誘い続けていて、何度か斬りかかられたと笑って話す。一人でも生きていけると言い張るならず者に、甘寧は孤独に勝てる者はいないと返し、自分と来れば孤独を埋めてやると誘う。
そこへ村の方角からアビスの声が聞こえ、二人は村でアビスと戦う。ならず者は甘寧の強さを認め、甘寧も彼の腕っぷしを気に入る。九天玄女は甘寧の暴れぶりをとがめつつ、甘寧の勘が当たっていたことを伝える。暗い顔の若者たちはならず者の仲間で、食べるにも困るほど困窮していた。リーダーのならず者はわざと村で暴れ、仲間に自分を追い払わせることで、仲間だけでも村に受け入れてもらおうとしたのだった。甘寧は仲間のために犠牲になった彼を褒め、仲間のもとへ戻るよう促す。孤独だと思ったから手を差し伸べただけで、ほかに繋がりがあるのならそれでよいと語り、朝まで続く酒宴を始める。
結婚式の後の食事
甘寧と主人公は、真似事ではあるが結婚式を挙げ、甘寧はドレスを着ている。その後の店で、甘寧は身体づくりのためと言って主人公に大量の料理を食べさせる。私の旦那になりたいならと主人公をからかい、自分は料理に手をつけず酒ばかり飲む。主人公にたしなめられると、旦那にしたらこんな小言を言われるのかと不満を漏らす。甘寧は主人公に目をかけていて、出会った頃より逞しくなったと認める。それでも一人前と呼ぶにはまだ早いと話す。
店を出て次の店へ向かおうとする途中、甘寧は心細そうにしている少女に気づき、声をかける。警戒する少女に、甘寧は見知らぬ人を疑うのは当然だと言う。そのうえで、迷ったりはぐれたりしたなら思い切って声を上げてみるよう勧め、恥ずかしいなら一緒に声を上げると申し出る。母親とはぐれたと少女が打ち明けると、甘寧は周囲に大声で呼びかける。やがて通行人から、別の通りで娘を捜す女性がいたと知らされ、母子は再会する。甘寧は、少女が孤独で寂しい思いをせずに済んだことを喜ぶ。
その後、主人公に抱きつく甘寧を見た男たちが絡んでくる。甘寧は少し痛い目に遭わせようとするが、主人公が止めて自分で前に出る。凄みを感じた男たちは立ち去る。甘寧は主人公の振る舞いを男らしいと褒め、もっといい男になればいつか本当に旦那にしてやると告げる。そして飲み直すために次の店へ向かう。