カリーナ・ベルリッティのキャラクターストーリーは全1話である。異世界に来て数日たったカリーナが、幼い頃から一緒に育った恋人のレスターと町の人の困りごとを解決し、翌日には二人きりの時間を過ごす話である。
異世界での変わらない日常
カリーナとレスターが異世界に来てから数日がたつ。二人はクルセイダーズの助けを受けて、元の世界とさほど変わらない暮らしを送っている。朝の市場で待ち合わせた二人は、浮かない顔をした薬売りの男性に気づいて声をかける。男性によると、薬草採りに通う山に近ごろアビスが現れるようになって商売に差し支えているが、討伐を依頼するお金が用意できないという。そこでレスターは、アビスを倒す代わりに今後クルセイダーズへ薬を割引で売ってもらうという条件で討伐を引き受ける。いずれエルタリアに帰る身なので、この世界の物を持ち帰れるかは分からない。それならクルセイダーズのための報酬にした方が得だ、というのがレスターの考えである。カリーナはこれを「レスターらしい」と評する。
二人はアビスを倒して店に戻る。男性は喜んで割引と謝礼金を差し出すが、二人は割引だけを受け取り、その割合も少し下げてもらう。カリーナは、異世界でもいつも通りの日常を送れることを幸せだと語る。レスターは、それは長年の習慣のおかげだけではなく、幼い頃からそばにいる大切な人のカリーナがいるからだと伝える。照れたカリーナも、レスターと一緒ならどんな世界でどんな危機に遭ってもいつも通りでいられると言い切り、翌日も一緒に出かけようと誘う。
翌日、カリーナはジャンヌたちから聞いた、人があまり来ない静かな川辺へレスターを連れて行く。カリーナはいつもよりレスターとの距離が近く、レスターはぎこちなくなってしまう。するとカリーナは急に謝る。レスターは帰還の準備に加えて町の人や隊長たちの頼みまで引き受けて無理をしがちなので、何も考えずに休める時間を作って彼を癒やしたかったと明かす。そして、レスターがくつろげていない様子を見て、先走って迷惑をかけたのではないかと心配したのだと話す。レスターは、ぎこちなかったのはカリーナを意識していたからで、迷惑だったわけではないと説明し、彼女を抱きしめる。二人は互いの想いを確かめ合い、川の音を聞きながらしばらく寄り添う。
登場人物
- レスター:カリーナの恋人で、幼い頃から一緒に育った青年であり、この話の語り手として彼女とともに依頼に向かう。
- 薬売りの男性:薬草を採る山にアビスが出るようになって困っており、二人に討伐を任せて薬の割引を約束する市場の商人。
- ジャンヌ:カリーナに、人のあまり来ない川辺の場所を教えた人物の一人。