シャルロット・コルデーのキャラクターストーリーは2話ある。1話目では、行き詰まっていた彼女が主人公やリトリーと話すうちに、自分の革命が何であるかを見つけ直す。2話目では、クリスマスの時期に主人公をデートに誘い、本で得た知識とは別の自分の気持ちに気づいていく。
見つけ直した革命
主人公とリトリーは散歩の途中、ベンチに座っているシャルロットを見つけて声をかける。返事に元気がなく、リトリーは以前「革命」を唱えていた人と同じなのかと戸惑う。シャルロットによると、革命はよいことだと教わって努力してきたが、うまくいかない。誰も革命に身を投じず、受け入れてもくれないので、どうすればよいのか分からなくなったという。
主人公は、いったん革命から離れてほかのことをしてみるよう勧める。しかしシャルロットは、好きな手芸の話をしても革命と結びつけてしまう。リトリーが子供は好きかと尋ねると、ちょうど近くで、意地悪そうな子供が家が貧しいことを理由に気の弱そうな子供を遊びから外している。この光景を見て、シャルロットは自分の過去を思い出す。幼いころ仲間外れにされた彼女に、修道院の女性は、悪いのは騒がしいあの子たちで、おとなしいシャルロットはよい子だと言った。悪い子がいなくなれば楽なのだが、とも付け加えていた。
この記憶から、シャルロットは結論を出す。いじめる悪い子が一人もいなくなれば、よい子だけの世界になる。悪い子をみなよい子にすることこそ、自分のやるべき革命だという。彼女は意地悪そうな子供に近づき、貧しさを理由に仲間外れにするのは身分制を支持する悪いことだと告げる。よい子になるのは大変で死ぬかもしれないが、自分も応援する、世界中に同志がいる、と語りかけると、子供は逃げていく。気の弱そうな子供は彼女に礼を言う。主人公が子供に危害を加えていないかと確かめると、シャルロットは、必要のない暴力は悪い子のすることだから自分はしないと答える。そして、自分にしかできず自分がやらねばならないことを見つけたと言い、今日はとてもよい日だと話す。リトリーは彼女の雰囲気が変わったと戸惑う。
クリスマスのデート
クリスマスの時期、シャルロットは主人公をデートに誘う。今回世話になったお礼であり、男性は女性とのデートを喜ぶものだと聞いたからだという。主人公はデートかどうかは置いておくことにして、一緒に出かけることを承知する。待ち合わせをするものだという彼女の考えで、二人は別々に待ち合わせ場所へ向かう。シャルロットは本で読んだとおり1時間ほど前から待っており、待っていないふりもする。主人公は冷えきった彼女の手を両手で包んで温める。シャルロットは指先が温まっていくのと同時に、胸に不思議な感覚が込み上げるのを感じる。
二人は、シャルロットが下調べしておいた店で食事をする。第一希望の店は予約が取れなかったという。主人公が、そういう本も読むのかと言うと、彼女は普段読むのは革命や政治の本だが、読書そのものが好きなのだと答える。主人公はもっといろいろな本を読んではどうかと勧める。シャルロットは、革命に必要なこと以外は学んでこなかったので分からないと返す。主人公が料理を取り分け、大皿料理は気分が盛り上がると話す。ありふれた料理のはずなのに、彼女にはいつもより美味しく感じられる。一人の食事ではないからなのか、主人公と一緒だからなのか、と彼女は考える。
暗くなり、主人公が帰ろうかと言うと、シャルロットはもう少し街を歩こうと誘う。夜のほうがクリスマスの飾り付けが映えるらしいというのが表向きの理由である。しかし実際には、本の知識とは関係なく、自分の中から込み上げる気持ちがあった。彼女はそれを言葉にすることをなぜかためらい、「もう少しだけ、一緒に」と小さく呟くにとどめ、主人公の手を握る。