ツタンカーメンのキャラクターストーリーは全3話である。どの話にも主人公が関わる。なくした大切な品の捜索、クレオパトラ・アヌビスとの宝探し、アイドル活動での失敗と、そこから再び舞台へ向かうまでが描かれる。どの話でもツタンカーメンは、周りに迷惑をかけることや自分の失敗を気に病んでいる。
なくしたブレスレット
ツタンカーメンは小袋に入れて大事に持ち歩いていた物をなくし、泥だらけになって探し回る。そこへ主人公が通りかかり、手伝いを申し出る。中身については秘密だと言うツタンカーメンに、主人公は中を見ないと約束し、二人はその日に回った場所を順にたどり直す。しかし日が暮れても見つからず、ツタンカーメンは主人公に迷惑をかけたくないと考え、もう諦めると告げる。
それでも諦めきれないツタンカーメンが翌朝探しに出ると、主人公はすでに先に来て捜索を始めていた。主人公は誰かが拾った可能性を考え、周りの人にも尋ねて回る。やがて主人公は、看板に引っ掛けられている小袋に気づく。何度も探した場所だったが、足元ばかり見ていたため見落としていたのである。
小袋の中身は、以前主人公がツタンカーメンに贈ったブレスレットだった。特別な記念の品ではなく、主人公が似合うと思って贈った物だったが、ツタンカーメンは汚したりなくしたりしないように小袋にしまっていた。それが裏目に出たのである。ツタンカーメンは、主人公から贈られた物だからこそ大切にしたいと打ち明け、これからはもっと大事にすると語る。
骨の形の秘宝
ツタンカーメンは国の帳簿を前に悩んでいる。もともと苦しかった国の財政が、クレオパトラの世界征服事業による出費で赤字になっていたのである。しかしツタンカーメンは、自分が何かするといつも皆に迷惑がかかると考えており、クレオパトラに出費を控えるよう言い出せない。そこへクレオパトラが現れ、アヌビスが砂の海底で秘宝を見つけたと告げる。一行は秘宝を探しに出発する。
探索の途中、ツタンカーメンは自分だけが何の役にも立っていないと感じ、もっと頑張りたいと考える。アヌビスに続いてクレオパトラも落とし穴に落ち、主人公は眠り込んだ二人を背負って先へ進む。ツタンカーメンは、二人が落ちたのを自分のせいだと気に病む。やがて見つかった宝には、取ろうとする者を痛みで苦しめる魔法がかかっていた。主人公が取ろうとする前に、ツタンカーメンが自ら手を伸ばす。皆の役に立ちたいという一心で、ツタンカーメンは痛みに耐えて宝を取り出す。
宝は骨のような形をしており、ツタンカーメンは、これで国の資金も潤うだろうと期待する。ところが目を覚ましたアヌビスが宝を骨と思ってかじりついてしまう。主人公は価値が下がると慌てて止め、ツタンカーメンはまた自分のせいだと嘆く。その間もクレオパトラは眠ったまま笑い声の寝言を漏らしている。
中止になったライブ
アイドル活動と普段の仕事を両立させているツタンカーメンは、疲れから仕事中に居眠りをしてしまう。主人公とリトリーが、クレオパトラから次のライブの日程についての伝言を届けに来る。候補日まで日がないため延期してもよいと伝えられ、主人公もそれに賛成する。しかしツタンカーメンは、最近は調子が良く、増えてきたファンを待たせたくないと言って、候補日どおりの開催を選ぶ。そして主人公にもライブに来てほしいと頼む。
ところがツタンカーメンは無理がたたって倒れ、大事には至らなかったもののライブは中止になる。部屋にこもって元気をなくしたツタンカーメンを心配し、クレオパトラは主人公に見舞いを頼む。ツタンカーメンは、できると思い込んだせいで中止になったと自分を責め、ファンにどう向き合えばよいか分からないと語る。主人公は、無理をしすぎた点は反省すればよいがそれ以上気にする必要はないと伝える。さらに、最初のファンである自分はツタンカーメンの元気な笑顔を待っているのだと励まし、ツタンカーメンは少し元気を取り戻す。
主人公が散歩に誘って連れ出した先には、大勢の人が集まっていた。クレオパトラとアヌビスが、ライブの代わりにツタンカーメンの負担が少ないトークショーを準備していたのである。ツタンカーメンが来なかったらどうするつもりだったのかと尋ねると、クレオパトラは、アイドルにかける情熱は一度の失敗で消えるものではないと信じていたと答える。ツタンカーメンは主人公を最初の、そして一番のファンだと呼んで礼を言い、二人とともにファンの待つ舞台へ向かう。