マーリンのキャラクターストーリーは全1話である。アーサーの命で始まった部屋の片付けに主人公とリトリーが加わり、片付けを嫌うマーリンが魔術でそれをかわそうとする顛末を描く。
散らかった部屋の片付け
ガラハッドとトリスタンは、あまりに散らかったマーリンの部屋を見かねたアーサーに頼まれ、片付けにあたっている。しかし散らかり方は二人の予想を超えており、当のマーリンは「落ち着かない」と言っていなくなってしまう。二人は通りかかった主人公とリトリーに手伝いを頼み、自分たちはマーリンを探しに出ていく。
部屋には本や服、正体の分からない品があふれ、片付けはいっこうに終わらない。リトリーが物をすべて収納魔法にしまい込もうと言い出すと、マーリンの声がそれを止める。そうされると彼女にしか取り出せなくなるからだという。気づくとマーリンは主人公の背後に立っている。マーリンの話では、ずっと部屋にいたが、騒がしいガラハッドたちを避けて魔術で姿を消していたという。
認識阻害の魔術
どうせまた散らかるのだから片付けはいらない、とマーリンは言う。主人公が、アーサーに頼まれた以上ガラハッドたちは簡単には引き下がらないだろうと返すと、マーリンは面倒がり、もっと手際のよい解決法があると言い出す。戻ってきたガラハッドとトリスタンの目には部屋がすっかり片付いて見え、二人は喜んで部屋を出ていく。これはマーリンの認識阻害の魔術によるもので、実際の部屋は散らかったままである。
魔術を私的な目的に使ってよいのかとリトリーが尋ねると、マーリンは、魔術は突き詰めれば欲望の表れであり、目的に善し悪しはないと語る。そしてそのままベッドに横になり、昼寝を始める。
隊長に免じて
それでも主人公は、一度引き受けた仕事は途中でやめたくないと言い、このままではマーリンの体にも悪いと片付けを続ける。マーリンは、責任感が強く頑固で諦めの悪いところがアーサーに似ていると主人公を評し、そういうところは嫌いではないと語る。片付ける二人をしばらく眺めたあと、マーリンはため息をつき、他人に面倒事を任せて自分だけ眠っても面白くないと言って、主人公に免じて片付けに加わる。