アヌビスのキャラクターストーリーは2編ある。どちらの編でも、アヌビスは主に主人公と過ごし、魂の善悪までも嗅ぎ分けられる鼻を使って、人をだまそうとする者を見抜く。1編目は犬っぽさを捨てようとして空回りする話、2編目(アヌビス2)はアイドルとしての握手会が悩み相談に変わっていく話である。
犬っぽさを捨てる決戦の日
アヌビスは最近、自分が犬のようだと気づいたとクレオパトラとツタンカーメンに打ち明ける。ツタンカーメンは、主人公も可愛いと言っていたのだからそれが魅力だと返す。しかしアヌビスは、普通の女の子として主人公ともっと親しくなりたいと言い、二人に協力を頼む。クレオパトラが「お手じゃ」と命じると、アヌビスはこらえて従わない。クレオパトラはこれで成功だとするが、ツタンカーメンは本当に大丈夫なのかと気にかける。
外出の日、アヌビスは主人公に飛びつくが、足がもつれただけだとごまかす。焼きたてのメロンパンも、お腹がいっぱいだと言って断る。子どもの転がしたボールを取ってきてしまったときも、ボール遊びはしないし、ボールは大嫌いだと言い張る。アヌビスはこれで異性として意識してもらえると考えるが、なぜか胸が苦しく、本当はもっと褒めてほしいとも感じている。主人公は様子がおかしいと心配する。
そこへ一人の女性が来て、倒れた妹を助けてほしいと頼む。アヌビスは女性のにおいを嗅ぎ、うそをついていると見抜く。アヌビスは、自分の鼻は魂の善悪を嗅ぎ分けられると言い、女性が懐に凶器を隠していることを指摘して強盗をくい止める。主人公は手の震えるアヌビスをなでて礼を言う。するとアヌビスはこらえきれなくなり、お腹もなでてほしいとせがむ。様子を見に来ていたクレオパトラは結局犬のままだとあきれるが、ツタンカーメンはアヌビスがとても幸せそうだと言う。
悩みを解決する握手会
アヌビスは主人公(名札は「プロデューサー」)に手伝ってもらって握手会を開くが、最初は誰も来ない。やがて来た少女が、母親に縫ってもらったぬいぐるみを落としたと話す。アヌビスは少女のにおいを手がかりにぬいぐるみを見つけてくる。続いて来た老人は、ここに来れば悩みが解決すると聞いてきたと言い、息子夫婦から届いたという金の無心の手紙を見せる。アヌビスは、手紙にはこの街のにおいしか付いておらず、書いた人は悪いことを考えていると指摘し、息子夫婦に確認の手紙を出すよう勧める。
その後、悩み相談を目当てにした客が次々に並び、列ができる。アヌビスは並んだ人たちの持ち物を預かり、そのにおいを頼りに一人ひとりの家を訪ねて、最後の一人まで握手と相談を終える。帰り道、アヌビスは、クレオパトラやツタンカーメンと三人でアイドルとして頑張ると決めたこと、誰かが喜んでくれることが自分もうれしいことを話す。主人公はアヌビスをすてきなアイドルだと励ます。アヌビスは翌日のライブに主人公を誘い、帰ったら予習をすると意気込む。