ウリエルのキャラクターストーリーは全3話である。人間を導く天使としてのあり方にこだわるウリエルが、主人公たちとの関わりを通して人間の考え方を知っていく。第1話はクリスマスのプレゼント配り、第2話は主人公を「見守る」試み、第3話はパジャマパーティーを開こうとした夜の出来事を描く。
正しくないけど悪くない嘘
ウリエルは主人公を呼び出し、クリスマスの街で子どもたちにプレゼントを配るのを手伝ってほしいと頼む。サンタという存在がよく分からないので、実際にやって学びたいのだという。人間の考え方には不合理なところが多く、その理由も知りたいと語る。以前は自分が主人公を見守ったので、今度は自分を見守り、人間の考え方を分かっていないところがあれば助言してほしいと頼み、主人公は引き受ける。
公園でウリエルは、サンタは来るかと尋ねる娘に母親が「きっと来る」と答えるのを見る。ウリエルは、親がためらいなく嘘をついたのは正しくないと批判する。主人公は、人は成長すればいつかその嘘を受け入れられると諭す。プレゼントを配っている途中、女の子に本当のサンタはどこにいるのかと聞かれたウリエルは、ずっと北に住んでいて、いい子にしていればいつか会えると答える。
配り終えたあと、ウリエルは天使なのに嘘をついてしまったと落ち込む。主人公は、正しくないことが必ずしも悪いこととは限らず、ウリエルも女の子のためを思って嘘をついたのではないかと話す。ウリエルは、正しくはないが悪くもない行いがあるのかもしれないと考え、人間の不合理の理由が少し分かった気がすると言う。主人公がご褒美にごちそうすると申し出ると、ウリエルは上から目線だと抗議しながらも、とびきりおいしいものを頼む。
見守られリスト
ウリエルはミカエルに、なぜ人間に興味を持ち、積極的に交流するのかを尋ねる。ミカエルによれば、人間を導くにはその考えを理解し、悩みや苦しみを分かち合うことが第一歩であり、こうした考え方を持つに至ったきっかけはジャンヌにあるという。ウリエルがジャンヌを訪ねると、ジャンヌは自分は何もしておらず、むしろずっとミカエルに見守ってもらっていたと語り、出会ってからのことを話して聞かせる。
話を聞いたウリエルは主人公のもとへ行き、自分に見守られるよう求めて、分厚い「見守られリスト」を手渡す。ウリエルは主人公の掃除や礼拝、買い出しを、手伝わずにそばで見るだけである。リトリーは罰ゲームかと首をかしげ、ミカエルは面倒なことだろうと言う。
買い出しの途中、子どもが川に流されたと村人たちが騒ぐ。ウリエルは、規則を破った子どもには咎があり、助けるのは監督責任を持つ村の大人たちの役目なので、無関係な主人公が危険を冒す必要はないと引き止める。主人公はそれを振り切って川に飛び込み、子どもを助け出す。ウリエルは主人公の行いを理解できない、これまで導いてきた人間の中でも異質だと言う。一方で、ミカエルの言葉が的外れではなかったと認め、主人公が正しい道を歩めるよう見守り続けると告げる。
模範的なパジャマパーティー
ウリエルは休日をパジャマで過ごすのが当たり前になっていることに気づく。パジャマパーティーではつい夜更かしをしてしまうため、次こそ夜更かしをしない模範的なパーティーにしようと決め、その晩に開くことにする。廊下でミカエルにパジャマ姿を珍しがられたウリエルは、部屋着も兼ねた機能的な服装だと言い返す。ジャンヌをパーティーに誘うが、二人はその夜外せない用事があり、次の機会に参加すると約束して出かける。
ウリエルは王子を誘いに部屋を訪ねる。ドアが開いていて、王子はすでに眠っている。ウリエルは最近夜更かしが多かった王子を起こさずにおこうと、毛布を掛け直そうとする。そのとき、寝ぼけた王子にしがみつかれ、抱き枕のように抱きしめられて動けなくなる。ウリエルは穏やかな寝顔を見て、安らかな休息に導くのも天使の務めだと考え、そのまま寝かせておく。
目を覚ました王子は驚いて飛び起き、恥ずかしそうに謝る。ウリエルは、よく眠れたのならそれが一番だと答え、パーティーは取りやめて休むよう勧める。扉を閉めて毛布を掛けて寝るよう言い残して部屋を出たウリエルは、パジャマパーティーもいいが、しっかり眠ることも大切だと思い直す。