目次
  1. 悪夢の夜の付き添い
  2. 地底に響く曲
  3. 登場人物

ベートーヴェンのキャラクターストーリーは全2話である。第1話では、怖い夢を見た夜に「兄さま」と慕う主人公を頼る姿が描かれる。第2話ではマリー・アントワネットとともに深い地底へ落ち、英雄をめぐる思いを語ったのち、曲を奏でようとする。

悪夢の夜の付き添い

ベートーヴェンは、暗い森で主人公とはぐれて一人きりになる夢を見て、泣きながら目を覚ます。夢でよかったと安心すると今度はトイレに行きたくなるが、真っ暗な中を一人で行くことができない。そこで近くにある主人公の部屋まで勇気を出して行き、眠っている主人公を起こして付き添いを頼む。

主人公は承諾する。ベートーヴェンは目をつぶったまま主人公の服をつかんで歩き、途中で強い風の音に悲鳴を上げて、大声を出さないようにと注意される。トイレに着くと中までついて来てほしいとせがむが、主人公に見えてしまうと指摘され、外で待つと約束させる。中から何度も主人公を呼ぶうち、主人公は眠気で返事をしそこね、ベートーヴェンを泣きそうなほど心配させる。そのため、出てくるまで何か歌っていてほしいと頼む。

用を済ませたベートーヴェンは、一人でトイレに行けなかったことを誰にも言わないよう口止めし、さらに眠るまでそばにいてほしいと頼む。主人公はそれを受け入れる。ベートーヴェンは主人公の手を握ったまま眠りにつき、ずっと一緒にいてほしいと寝言を言う。

地底に響く曲

物語は、悪い竜を倒して人々を救った英雄のおとぎ話から始まる。ベートーヴェンはかつて誰かに憧れ、英雄だと信じた人がいたが、その相手は英雄であり続けてくれず、彼女は深く悲しむ。そして今も、地獄の底で歌った歌に気づいてくれる人を求めている。

ベートーヴェンとマリー・アントワネットは、空がわずかにしか見えないほど深い地底に落ちている。マリーの話によれば、彼女は徳を積むため、子どもに頼まれた迷子の犬を探していた。そこへ通りかかったベートーヴェンに、犬の気を引く大きな音を出してほしいと頼んだが断られる。ベートーヴェンは、マリーが楽器を無理やり奪おうとしたのだと非難する。マリーによれば、そうこうするうちに足を滑らせて斜面を転がり落ちたのだという。ベートーヴェンはマリーを「ギロチン王妃」などと罵り、自分たちだけでは脱出できないと認める。

さらにベートーヴェンは、本当の英雄などどこにもおらず、英雄になろうとする時点で間違っていると語る。マリーは、彼女の友人で「不可能なんてない」と言っていたナポレオンこそ英雄なのではないかと問う。ベートーヴェンはこれを受け入れない。ナポレオンのための曲だったのに、皇帝として人の上に立ってしまえば泣いている人の顔は見えないと嘆き、自分に皇帝の友人はいないと突き放す。マリーは、レジェンドは何かに囚われた存在なのかもしれないと言いつつ、自分は自分の幸せのために徳を積むのだと語る。そのうえで、ベートーヴェンに何をすべきかを問いかける。曲を奏でるだけだと答えたベートーヴェンに、マリーは観客になると申し出る。ベートーヴェンは、こんな場所で自分に演奏させるのはマリーくらいだと言いつつ、演奏に応じる様子を見せる。

地上では、主人公が地面の下から聞こえる楽器の音に気づく。リトリーには聞こえないが、主人公は気になって音のするほうへ向かう。物語は、地獄の底の歌に気づいてくれる人がいたなら、その人はきっと自分にとって……というベートーヴェンの独白で終わる。

登場人物

  • 主人公:ベートーヴェンに「兄さま」と呼ばれる。第1話では夜中のトイレに付き添い、第2話では地底から聞こえる音に気づく。
  • マリー・アントワネット:ベートーヴェンとともに地底へ落ち、英雄をめぐって言い合ったすえ、演奏の観客を買って出る。
  • ナポレオン:話題に上るだけの人物。ベートーヴェンが曲を捧げようとした相手で、皇帝になったことで彼女を失望させたと語られる。
  • リトリー:主人公と行動を共にしているが、地底からの音は聞こえない。

2026.10.25 に録画から自動で作成(検証の指摘で 1 回書き直し)。自動検証: 通過。記事の作り方