マスター・メビウスのキャラクターストーリーは全1話である。フォートレスの兵士に射撃の訓練をつけることになったメビウスが、自分の厳しさのせいで主人公に避けられるのではないかと悩み、主人公とのあいだのわだかまりを解くまでを描く。
鬼教官の悩み
ジル・ド・レはメビウスに、フォートレスの兵士たちを鍛えてほしいと頼む。ジル・ド・レによれば、普通の人間がアビスと戦う場面もあり、レジェンドが駆けつけるまで持ちこたえるには、まず射撃武器が有効だという。メビウスは自分の中に教官を務めた者の記憶もあるとして、これを引き受ける。訓練には剣を使う主人公も加わる。主人公は、普段使わない武器を学んで戦い方の幅を広げたいと話す。メビウスは体力づくり、矢を次々につがえる速さ、狙いの精確さを、強い言葉で兵士たちに叩き込んでいく。
兵士が何か言いかけてもメビウスに問い返されて黙り、主人公もきつい言い方をたしなめかけて言葉を引っ込める。メビウスは不満が出ないのはみな優秀だからだと受け取り、もっと厳しくしてもよいと考える。しかしマスター・カロリナから、怖くて言い出せないだけではないかと言われ、主人公も同じかもしれないと知って落ち込む。兵士に嫌われるのはかまわないが、隊長である主人公が部下の自分を怖がって意見できないのは組織の秩序にかかわる、とメビウスは考える。そして主人公とは気兼ねなく話せる仲でいたいと思う。
メビウスのため息を聞いたクピドは、これは恋だと決めつけて恋の矢での後押しを持ちかける。そこへ通りかかったウリエルが、恋愛は当人同士の自由意思で成り立つものだと言って恋の矢を否定し、二人は言い争いになる。メビウスは、これ以上もめるなら今後いっさい隊長とかかわらないと言い出すが、二人はそろって引き止める。その直後、メビウスは自分を探していた主人公とぶつかる。主人公はカロリナからメビウスが落ち込んでいると聞いて心配していた。主人公は、厳しい訓練は自分たちを思ってのことだと礼を言い、これからも戦い方を教えてほしいと頼む。怖がられていなかったと分かったメビウスは喜び、クピドとウリエルも問題が片づいたのを見届ける。