マスター・メルのキャラクターストーリーは2話ある。どちらの話でも、メルは配達の手伝いを続けており、主人公や城の仲間と一緒に、荷物や手紙を受け取った人々の気持ちに触れる。
とりのおねえさん宛ての小包
城宛ての小包が届くが、宛名は小さい子の字で「とりのおねえさん」とだけ書かれ、受取人がわからない。メルは送り返さずに届けたいと考え、空を飛べる誰かのことだとみてミカエルとクピドに尋ねるが、二人とも心当たりがない。そこで主人公に相談する。
次にメルたちは、飲み比べをしているニケとケツァルコアトルに声をかける。ケツァルコアトルは、メルが自分の名前を正しく呼んだことを大いに喜び、早口で3回言わせてメルを「心の友」と呼ぶ。小包については二人とも知らないが、ニケは先に受取人を見つけた方が勝ちという勝負を持ちかける。主人公の言葉で、それが手伝いの申し出だと気づいたメルは勝負を受ける。するとニケは、配達で空を飛び回っているメル本人こそが受取人だと推理する。
小包を開けると手紙が入っており、送り主は、森で迷子になった娘をメルに助けられた母親だとわかる。母と娘はお礼に一緒に菓子を焼いたのだった。メルはそのとき、自分は「幸せを運ぶ黄色い鳥」だと言ってもてなしを断っていた。推理勝負はニケの勝ちとなり、メルは菓子を受け取る。メルは、幸せは分かち合うものだとして、みんなでお茶をしながら菓子を食べようと提案する。
新年の市場と年賀状
新年、主人公はミカエルやジャンヌ・ダルクと一緒に獣に襲われた商人を守る。そこへもう1匹の獣が現れるが、配達の途中で通りかかったメルが撃退し、すぐ配達に戻っていく。ミカエルたちの話によると、メルは年賀状という新年の挨拶の手紙を配るため、ずっと忙しくしている。
その後、配達を終えたメルと主人公は、互いを気づかって同時に息抜きに誘い合う。メルは主人公を市場へ案内する。メルは配達でよく市場に来ており、店の人々から親しげに声をかけられる。案内した小物の店の店主は、偶然にも先ほど助けた商人だった。商人はお礼に品物を贈ろうとするが、主人公は自分で買って贈りたいと言い、黄色い小鳥の刺繍が入ったハンカチを買ってメルに贈る。
そこへ若い女性が現れ、年賀状を配達してくれたメルに礼を言う。女性は事情があって家族と離れて暮らしており、年賀状を書いたところ家族から返事が届いて、何気ないやり取りができたことを喜んでいた。メルは、届けるだけなら他の人にもできると謙遜する。主人公は、みんなメルを信頼して大切な物を預けているのだから、自信を持って気持ちを受け取ればいいと伝える。主人公は同じ内容の感謝の手紙を用意していたことも明かす。メルは二人に礼を言い、これからも荷物を届けると決意を新たにする。