リシュリューのキャラクターストーリーは全1話である。リシュリューがレオナルド・ダ・ヴィンチと芸術や兵器について語り合い、そこへ来たジャンヌ・ダルクを芸術の学びに誘う話である。
芸術談義とジャンヌへの誘い
リシュリューはレオナルド・ダ・ヴィンチの絵の技法を目の前で見て、普段の落ち着きを忘れるほど興奮している。そこへ主人公が通りかかる。リシュリューの話では、転生前から芸術を愛して支援してきたが、千年前にはダ・ヴィンチに会えなかった。そのため、いま思う存分芸術の話ができることを喜んでいる。続いてダ・ヴィンチは工房で作っている攻城兵器を見せる。この兵器は投げつけて城壁を壊すものだが、外殻が薄く衝撃に弱い。ダ・ヴィンチが手を滑らせて落としかけ、主人公が受け止める。リシュリューは弱点を踏まえ、飛行部隊が迂回して城門を壊す作戦を示す。さらに倫理を度外視した使い方まで耳打ちし、ダ・ヴィンチから怖い人ではないかと言われる。
続いてダ・ヴィンチは主人公の体を描きたいと言い出し、服を脱ぐよう迫る。リシュリューも乗り気になり、主人公に際どい質問をしたうえ、伴侶になったらという話まで言いかける。騒ぎを聞きつけたジャンヌ・ダルクが止めに入る。ところがジャンヌはダ・ヴィンチの絵を見ても「綺麗」と言うだけで、リシュリューは落胆する。リシュリューはジャンヌをフランスを救った英雄として尊敬していると話す。そのうえで、実際の彼女は信仰と突撃ばかりで芸術にうといと遠慮なく指摘する。
リシュリューはジャンヌに、ダ・ヴィンチを先生にして芸術を学ぶよう勧める。学問があるかどうかは関係なく、学べば世界の解像度が上がり、目に映るものが楽しくなるのだと説く。また、自分は聖職者でありながら宗教より国益を優先する「国家理性」の政策をとり、批判を受けても国のために進んできたと語る。神を尊び誰にでも温かく接するジャンヌは自分と正反対で、そこに憧れていたのかもしれないと明かし、互いに学び合いたいと伝える。ジャンヌが学ぶ気になると、リシュリューはすかさず言質を取り、空いている時間を聞き出して本格的に教える段取りを始める。ジャンヌは罠にはめられた気がすると漏らす。
登場人物
- レオナルド・ダ・ヴィンチ:リシュリューと芸術を語り合い、制作中の攻城兵器を見せるほか、ジャンヌの芸術の先生役を引き受ける。
- 主人公:落ちかけた兵器を受け止め、ダ・ヴィンチに絵のモデルにされそうになる。
- ジャンヌ・ダルク:騒ぎを止めに入り、リシュリューに誘われて芸術を学ぶことになる。