ランスロットのキャラクターストーリーは全1話である。ランスロットが主人公に、円卓の騎士の仲間たちが昔とすっかり変わってしまったと嘆き、そこへ加わったトリスタンと言い合う話である 。
変わってしまった円卓
ランスロットは主人公をつかまえ、円卓の騎士であるトリスタンがギャルになっていることを嘆く。昔と今とでは円卓の皆の雰囲気がまるで違うと語り、例としてアーサーを挙げる。かつてのアーサーは誰も寄せつけない王者の風格を備えていたが、主人公の前では自分をほめる言葉ばかり口にするようになり、その温度差の激しさでは風邪をひいてしまうとランスロットはこぼす 。ランスロットは、これ以上温度差を出さないようアーサーに言ってほしいと主人公に頼む。自分で言えばよいと返されると、こちらにも色々事情があるとだけ答える 。
ランスロットによれば、トリスタンはかつてアーサー以上に近寄りがたく、常に冷静で影を背負った硬派な武人だったという。話を聞いた主人公は、トリスタンのギャルらしさが現世に来てから身につけたものだったと知る 。ランスロットはさらにガラハッドの名も挙げる。アーサーを尊敬してはいたが恥ずかしげもなくはしゃぐような人物ではなかったのに、今ではアーサーの語彙力に引っ張られていると嘆く 。
母性という答え
路地裏で話す二人のもとにトリスタンが現れる。トリスタンは、長く生きていればキャラが変わるのは当然で、むしろ成長だと主張する。そのうえで、仲間のためなら命を賭けられるという志は何も変わっていないと語る 。ランスロットはいったん心を動かされかけるが、ギャルになることは成長ではないと言い返す。続けてニムエだけは昔と変わっていないと気づく。ニムエは自分の養母で、母とは常にそこにあって子の帰りを待つ故郷のような存在だと考えをめぐらせる。その末に、皆が自分の母になってくれればよいという結論を口にしてしまい、すぐに我に返る。トリスタンには困ると拒まれる 。
トリスタンは、アーサーの妻ギネヴィアとランスロットが怪しい仲だったのは、ギネヴィアがランスロットの産みの母エレインに似ていたからだという噂を持ち出す。ランスロットは悪い冗談だと笑い飛ばすが、似ていたのは容姿だけで精神性は違ったと付け加え、主人公を絶句させる 。トリスタンは話を戻し、アーサーも昔は冷たいと言われたため今は親しみやすさを意識しているのであり、王として努めようとする姿勢は昔と同じだと語る 。そして、円卓にはランスロットの居場所があるから戻ってくるよう告げれば丸く収まるかもしれないと考える。しかし内心ではそれを「生理的にムリ!」と打ち消し、口では、まずその顔と声に精神性を合わせて謝れと言い放つ 。意味が分からず戸惑うランスロットに、主人公は「マザコンは卒業しましようよ」と告げる。ランスロットは、なぜか主人公に言われると無性に腹が立つと返す 。