新島八重のキャラクターストーリーは全1話である。八重は街の女性たちに銃の手入れと使い方を教えていて、女性を見下す兵士たちと言い争いになる。その後、女性たちに自分の力で理不尽に立ち向かうよう説く。
銃の手ほどきと兵士との衝突
街で黄色い悲鳴が聞こえ、リトリーは美男子でもいるのだろうと考えて主人公と駆けつける。そこにいたのは八重で、女性たちに銃の手入れと使い方を教えていた。兵士でもない人々に使い方まで教える理由を聞かれ、八重はこう答える。戦争は多くの場合巻き込まれるものであり、性別も戦闘員か否かも関係なく、最後に身を守れるのは自分だけなので、できることは増やしておくべきだという。
そこへ街の兵士たちが現れ、女が手入れした武器など信用できないと女性たちをあざける。主人公がとがめるが、兵士たちは主人公をクルセイダーズの隊長と呼び、自分たちは命をかけて街を守っていると言い返す。八重はいったん謝ってみせる。しかし続けて、手入れ用の油の原料の種子も、銃床の木材も女性が触れたかもしれないから分けてほしいと皮肉を返す。さらに、女性から生まれてくることはかまわないのかと問いかける。怒った兵士が手を出しかけると、八重は主人公を制し、自分の問題だとして受けて立つ構えを見せる。兵士たちは、アビスが襲ってきても守らないと言い捨てて去っていく。
「小さな水滴」の教え
女性たちは礼を言い、兵士たちへの不満を口にする。しかし八重は、自分は代理で戦ったわけではなく、文句があるなら自分で言うべきだと突き放す。逆らえば力で押さえつけられると訴える女性たちに、八重は二つのことを問う。その努力は誰のためのものか、あのような者たちに認められるためなのか、と。そして、失礼な人間の言葉に振り回される「呪い」を解くよう促す。
八重は、自分は不条理を黙って受け入れるのが嫌だと語る。小さな水滴もいつかは岩に穴を開けるのだから、できることを増やすのだという。力は貸すが、愚痴を聞くつもりはないとも告げる。女性たちは、やはり黙っていたくないと言って、改めて銃の使い方を教えてほしいと頼む。主人公とリトリーも加わり、八重はいつか不条理という大岩に皆の武器で風穴を開けようと呼びかける。