風魔小太郎のキャラクターストーリーは全1話である。仕事をさぼってばかりの小太郎を、主人公とジル・ド・レが街の見回りに連れ出す。小太郎は途中で逃げてしまうが、町の人々の困りごとを人知れず片づけていたことが最後に分かる。
陰の助っ人
ジル・ド・レは、飯を食べさせると言って小太郎を連れ出す。ジルと主人公は街の見回りを手伝うよう頼むが、小太郎は口では感心してみせつつ、よそ見を誘った隙に姿を消す。追いつかれた小太郎が面倒くさがると、ジルは仕事もせずにふらついていると責め、「フーテン小太郎」と呼ぶ。そこへ、一行をクルセイダーズの者と知った町の人々が次々に頼み事を持ちかける。行商人は山賊に商品を盗まれ、魚屋の店主は仕入れた魚を野良猫に奪われている。ほかにも、老人は妻が入れ歯をなくしたと訴え、少女は人形が壊れたと泣く。その騒ぎの中で、小太郎はまた逃げ出す。
主人公とジルは、まず山賊の件から片づけることにする。主人公は、破壊工作が得意で情報も集められる小太郎がいればと何度も口にする。ジルはそれに反発し、小太郎を周りを堕落させる「腐ったミカン」だと言い切る。ところが野営地に着くと、山賊はすでにひどく痛めつけられていて、一行に平謝りする。盗まれた商品は見当たらず、山賊は思い出したくないと怯えるばかりである。二人は山賊を引き渡すものの、何があったのかは分からず、すっきりしない。
その後、町の人々が一行を見つけて次々に礼を言う。行商人のもとには商品がこっそり宿に届けられていた。老人の妻は久しぶりにまともな食事ができるようになり、少女の人形は直っている。魚屋にも野良猫が来なくなっていた。身に覚えのない主人公とジルは、真相を確かめに行く。すると、怪我をした小太郎が大勢の野良猫に囲まれていた。小太郎は、連れてきた猫たちを飼うことはできないとこぼしながら、疲れたので寝かせろとつぶやく。主人公は、山賊から商品を取り返したのもほかの頼み事を片づけたのも小太郎で、面倒くさいと言いながら陰で助けてくれていたのだと気づく。ジルが不器用な人だと声をかけると、小太郎はいつものように面倒くさいと返す。