スコルのキャラクターストーリーは全1話である。森で道に迷った主人公をスコルが町まで案内し、その道中でソルに対する複雑な思いを打ち明ける。
森の帰り道と町までの案内
主人公は一人でアビス退治に出かけた帰り道に森で迷い、ようやく森を抜けたところで、水浴びをしているスコルに出会う。主人公は町までの案内を頼み、水浴びをのぞいてしまったことを繰り返し謝る。スコルは裸を見られても何とも思わないと答える。本当は服など着ずにいたいが、ヒトの姿でいると面倒が増えるので仕方なく着ているのだという。
主人公がもとは狼だったのかと尋ねると、スコルは自分を「魔狼」と呼ぶよう訂正し、ソルやその姉マニと融合させられたことへの恨み言を口にする。地の文によれば、スコルはソルとマニの魂を完全に飲み込んだ存在らしいとされる。スコルが語るところでは、もともとソルを恨んでいたわけではなく、解放されたかっただけだった。しかしどうにもならず、ソルは弱かったために自分の中に溶けて消え、自分だけが残ったという。そのソルがこの世界にはいて、しかも自分と折り合いをつけようとしていることに納得がいかないと、スコルは不満をぶつける。主人公は、当事者でない自分が軽々しく口を出す問題ではないと考え、とがめる言葉を返さない。スコルはそんな主人公を「変なヒト」と評する。
続いてスコルは主人公の匂いを嗅ぎ、多くの女性の匂いに混じってソルの匂いがすること、それ以上に主人公自身の匂いが最も濃いことを不思議がる。スコルは後ずさりして倒れた主人公に覆いかぶさり、獲物を捕らえた獣のような目で、怖くないのかと問う。主人公は、抵抗しても無駄だろうし、後ろで尻尾がばたばた揺れていて大きな犬にじゃれつかれているようだと答える。スコルは怒るが、主人公は必死に謝って許してもらう。町に着くとスコルは立ち去ろうとし、主人公は礼に食事をおごりたいと申し出る。スコルは餌付けのつもりかと疑うものの、空腹なのでおごられることを受け入れ、また犬扱いしたら許さないと念を押す。