スネグーラチカのキャラクターストーリーは全3話である。どの話でも、スネグーラチカは主人公たちと過ごしながら人の心を学ぼうとする。大切な存在としてルサルカのことも繰り返し語られる。
クリスマスのプレゼント配り
クリスマスの街で、リトリーと主人公は大きな白い袋を背負ったスネグーラチカに会う。スネグーラチカによれば、以前大きな騒動を起こしてしまったため、今度はきちんとサンタクロースとして贈り物を配って回っているという。人の心を学んでいるので相手に合った品を選べると胸を張り、リトリーには店の見本として飾られていた食べられないケーキを渡す。不安に思ったリトリーの提案で、主人公たちも贈り物配りについて行く。
石川五右衛門たちの酒の席では、スネグーラチカは酔わずにたくさん飲めるようにとアルコールの入っていないワインを配る。バッカスはただのジュースだと言い、甘寧は気持ちだけはありがたいと礼を言う。リトリーによれば、一同の笑いは苦笑いである。続けて弁慶には土産物屋にあるような小さな龍の剣を、目立ちたいロバート・E・リーには派手な服を、マリー・アントワネットには捨てられていた物を贈るが、反応はどれも微妙である。それでもスネグーラチカは皆が喜んだと満足し、主人公は配った本人のほうがずっと嬉しそうだったと言う。
配り終えたあとも、袋には一つだけ贈り物が残っている。スネグーラチカは、どうしても渡したい相手のために最後まで取っておいたと答えて立ち去る。その相手はルサルカであり、スネグーラチカは喜んでもらえるかと思いを巡らせる。
部活見学と下校
学園に通うスネグーラチカは、隠れているところを主人公に見つかる。演劇会で活躍して以来、話しかけられることが増え、受け答えが煩わしいときは隠れているのだという。主人公は、煩わしいという気持ちを自分で理解できるようになったのを人間らしくなった証だと言う。スネグーラチカは、まだその関係は判断できないとしたうえで、学園生活ならではの学びを求める。主人公の勧めで、二人は部活を見て回る。
陸上部では、スネグーラチカは着替えもせずに練習に加わり、ばたばたとした走り方になる。走るには技術がいること、自分には向いていないことが分かったと言う。美術部ではデッサンに参加し、主人公から絵を個性的だと言われて褒め言葉と受け取る。
次の部活へ向かう途中、スネグーラチカは急に立ち止まり、ルサルカのことを考えていたと明かす。ルサルカは学園生活を馬鹿にするだろうと思いながらも、いつか一緒に通ってみたいと語る。そのうえで、今の学園生活が満ち足りているのは主人公がいるからだと言い、主人公を一緒にいてほしい特別な相手と呼んで、恥ずかしいことを言ったと感じる。部活はおおむね分かったとしてその日は帰ることを提案し、一緒に下校しようと誘う。本心では、制服を着て恋人と帰る下校は大事な思い出になると物語で読み、それを経験したいと考えているが、主人公を困らせると思って黙っておく。
新婚生活の体験
スネグーラチカは主人公に、新婚生活を送りたいと申し出る。大切な人と夫婦として過ごせば今とは違う感情が芽生えるのか知りたいのだという。手をつないでみると、いつもの安心感が大きくなっただけで変化はあまりない。抱きしめてもらうと心が温かくなるが、夫婦でなくてもできそうだと納得しない。ルサルカから聞いたペアルックの話をもとに、二人は市場でお揃いの品を探す。手作りのアクセサリーを売る露天商の店で色違いの同じ意匠を見つけ、二人でお金を出し合ってブローチを買う。
露天商から、近くの川原に願いが叶う石があるという噂を聞き、スネグーラチカは新婚旅行のつもりで行きたいと望む。二人は腕を組んで川原を歩き、石を探す。以前に流れ星に願をかけたことを思い出し、今回もルサルカの幸せを願うことにする。スネグーラチカは、ルサルカは出会った頃より変わったと感じているが、それが良いことかは判断できないと言う。主人公は、そう考えられるのは人の心を多く知ったからだと言い、願いが叶うことを本気で望んでいると伝える。
結局、石は見つからず、暗くなったので二人は町へ戻る。スネグーラチカに失望はなく、満たされた思いを抱く。そして主人公とまた同じ時間を過ごしたいという思いから、これからも色々教えてほしいと言って、次の外出に誘う。
登場人物
- 主人公:3話すべてでスネグーラチカに付き合い、贈り物配りや部活見学、新婚生活の体験に同行する。
- リトリー:クリスマスにスネグーラチカの贈り物配りを心配し、主人公と一緒について行く。
- ルサルカ:スネグーラチカが最後の贈り物を渡そうとし、学園に一緒に通いたいと願い、幸せを祈る相手。
- 石川五右衛門:クリスマスにも仲間と酒を飲んでおり、アルコールの入っていないワインを贈られる。
- 甘寧:贈られたワインに戸惑いながらも、気持ちが嬉しいと礼を言う。
- バッカス:贈られたワインがアルコールの入っていないものだと気づく。
- ロバート・E・リー:目立てるようにと派手な服を贈られ、困惑する。
- マリー・アントワネット:捨てられていた物を贈られ、自分で分別して捨てると引き取る。