ソロモンのキャラクターストーリーは全6話からなる。魔術書から散った自作の魔術を取り戻す話、平行世界へ渡る研究の話のほか、花嫁衣装での新婚生活、カジノでの子守り、ハロウィンの後片付け、ヒーローショーを描く話がある。どの話でも、ソロモンは主に主人公や仲間たちと行動する。
喋る猫の魔術
ソロモンは主人公とリトリーを連れて、ある街で猫に人の言葉を話させる魔術「ハトウール・コルヤ・イノシュ」を探す。魔術書から飛び出した魔術はすべて自分が心を込めて作った我が子のようなものなので、今は役に立たなくても必ず取り戻す、とソロモンは語る。リトリーは「シーフキャット」や「キャットタン」といった冗談のような人物を連れてきたあと、生まれつき言葉を話すケット・シーを紹介する。
ケット・シーによれば、珍しい猫を盗んだり狩ったりして高値で売る男がこの街にいる。やがて広場で商売人が「人の言葉を喋る猫」を見せ物にし、猫は餌の「ちょ~る」につられて言葉を話す。ソロモンはその猫に自分の魔術が入り込んでいると見抜き、商売人と手下を退けて魔術を魔術書に戻す。ケット・シーは、匂いからこの商売人が探していた悪者だと突き止める。
この魔術を作った理由をリトリーに聞かれ、ソロモンは猫同士の会話を知りたかったからだと答える。ただし話の中身がひどくて幻滅したという。
黄金の果実と平行世界の研究
ソロモンは主人公、アモン、バフォメットとともに、魔術の痕跡をたどって森の奥へ進む。道中、バフォメットは自分たちと同じ名を持つ悪魔について尋ねる。ソロモンは、72柱の悪魔は厳重に封印したので今のアモンたちが彼らの転生だとは考えにくいが、確証はないと語る。また、自分が使役したアモンは鳥の頭と狼の体、蛇のような尾を持つ姿だったこと、バフォメットは72柱に含まれていなかったことを明かす。やがて一行は金色の果実をつけて光る木を見つけ、ソロモンはそこから黄金豊潤大魔術を回収する。
魔術が解けても果実は金色のままで、特別な効果はない。ソロモンは、パーティーで披露したときは魔法の食べ物のようだと盛り上がったと話す。作り直したほうが早いのではとアモンに言われると、魔術は我が子同然で自分の人生の軌跡だから、他人に勝手に使われるのは許せないと答える。続けてソロモンとバフォメットは、月の転送装置や、マスター・リアたちを目覚めさせた遺跡を手がかりに、平行世界へ移動する方法を話し合う。
そこへ主人公が駆けつけ、ソロモンがクルセイダーズを抜けるという噂は本当かと尋ねる。バフォメットは二人を買い出しに送り出す。二人きりになると、ソロモンは平行世界へ渡る手段を探しているのは事実だと認める。理由は、自分の魔術が月や別の世界に散っている可能性があるためで、仲間を辞めるつもりはないという。さらに、主人公は月に目をつけられているとみており、どこへ消えても自分から探しに行けるようにしておきたいと打ち明ける。ソロモンは、自分はいなくならないから主人公も無茶をしないよう約束を求め、主人公はそれを受け入れる。
花嫁衣装での新婚生活
教会での一件が落ち着いたあと、花嫁衣装を着たソロモンは、一軒家を借りて主人公と新婚生活を試している。リトリーも一緒に住んでいる。しかし、魔術書を読みながら自作の魔術を自慢するいつもの過ごし方と変わらないため、ソロモンは新婚らしい過ごし方を考え始める。
リトリーの提案で二人は手をつないでみる。主人公は、別の世界でジークフリートたちが花嫁衣装を着ていたことを思い出すが、ソロモンは、人に聞いたやり方ではなく自分たちらしく過ごすべきだと言って、尋ねに行くのを止める。そのあとソロモンは主人公の好みに合わせて紅茶を淹れ、二人は肩をもみ合って一日を過ごす。日が暮れて、新婚らしいことはできなかったとソロモンが言うと、リトリーは、二人は一日中十分に仲睦まじくしていたと指摘する。ソロモンは釈然としないながらもそれを認め、最後に二人で夕食を作ることにする。
カジノでの子守り
カジノで客の子どもたち十人ほどの面倒を見ることになったソロモンは、バエルの助言どおり「うさぎのお姉さん」を演じる。その姿を主人公に見られ、慌てて事情を説明する。魔術で眠らせてしまおうかと言うソロモンを、バエルは楽しませてあげるべきだとたしなめる。さらに、子育てができる女だと気になる人にアピールする機会だとからかい、立ち去る。
ソロモンは、ルールのいらない遊びをしようと考え、主人公に使っていないカードとチップを持ってきてもらう。魔術で支えてカードを三段に積み上げ、子どもたちと一緒にカードの城を作り始める。男の子が城を崩して泣きそうになると、ソロモンは魔術で元に戻す。すると子どもたちの関心は魔術に移り、ソロモンは光るカードやチップを周りに飛ばして遊ばせる。
子どもたちが帰ったあと、主人公は、ソロモンは小さい子に好かれやすいのではと言う。ソロモンは、魔術が珍しかっただけだと否定する。しかし内心では子どもたちを愛おしく思い、いつか主人公との子をと考えかけて自分を戒める。最後には、また遊んであげてもいいと口にする。
ハロウィンの後片付け
ハロウィンパーティーが終わったあと、魔女の衣装のままのソロモンは、片付けるまでがハロウィンだと言い、トールとレオナルド・ダ・ヴィンチを助っ人に連れてくる。二人はやる気がなく、ソロモンが恥ずかしがりながら魔女っ子の決め台詞を披露しても効果はない。そこで二人の力を見たかったとおだてると、トールは掃除に取りかかり、ダ・ヴィンチはごみを吸い取る発明品を動かす。
リトリーに掃除用の魔術を見せてほしいと頼まれるが、その魔術もなくしていたことが分かる。ダ・ヴィンチが自分の発明に任せればいいと挑発し、ソロモンは魔術と発明の優劣をつける勝負を受けて立つ。トールも加わって三人が騒いでいると、フォートレスの人々が様子を見に来て、片付けを手伝い始める。
片付けが終わると、ソロモンは、ずっと前からハロウィンパーティーをしてみたかったと主人公に打ち明ける。王の身でそれを言えば笑われるので、魔術を作るだけで満足したつもりでいたという。実際にやってみると何倍も楽しかったと語るソロモンに、主人公は来年もやろうと応じる。ソロモンは最後に「トリックオアトリート」と言い忘れていた言葉を口にする。
まほくろのヒーローショー
ソロモンは、イベントが終わったあとも「まほくろ」の衣装を着ている。まほくろの創作本を書くには、キャラクターと同じ服を着て気持ちを理解することが大事だからだと説明する。アビスの目撃情報がある街へバエル、バルバトスと向かう途中、一行は悲鳴を聞き、アビスに襲われていた三人家族を助ける。両親は大けがを負い、軽い打ち身で済んだ男の子は、目の前で親が傷ついたショックから誰とも話そうとしない。
ソロモンは男の子と話すことはできたが、男の子は怯えて部屋から出ようとせず、まほくろも知らなかった。ソロモンは、キャラクターショーで見た「純白天使と少年」の話をもとに計画を立て、その夜に実行する。主人公の合図で、悪役を演じるバエルとバルバトスがソロモンを追い詰め、主人公は男の子に応援を頼む。男の子の声援を受けたソロモンは必殺技で敵を倒し、勝てたのはあなたの勇気のおかげだと男の子に伝える。男の子は強くなると答える。
数日後、男の子はすっかり元気になり、両親のけがもサフィーが治す。主人公にあの子のヒーローだと言われ、ソロモンは、まほくろで語られる愛と正義を守りたいと思っていたので、本当にヒーローになれたのは嬉しいと話す。そして、いずれ主人公のヒーローにもなってあげると告げる。