マスター・エリノアのキャラクターストーリーは全1話である。エリノアが主人公に悪夢を見せていた理由を明かし、主人公の心の強さに関心を深めていく。後半にはリトリーも加わる。
夢を見せる魔術師
主人公は、リトリーやジャンヌが目を開けなくなる夢から目を覚ます。すると、寝ていた部屋にエリノアが入り込んでいる。主人公は以前にもエリノアが同じように訪ねてきて、何も言わずに帰ったことを思い出す。そして、そのたびに奇妙な夢を見ていたことに気づく。エリノアは、夢だと気づかなければ夢も現実と変わらず、今この瞬間が夢でないとも言い切れないと語る。主人公は、たとえ夢だったとしても自分は自分だと答える。
エリノアは、主人公の見た奇妙な夢は自分の魔術で見せていたものだと明かす。理由は、協力する相手としてふさわしいかを改めて確かめるためだという。エリノアによれば、自分と魔術は望むかどうかに関係なくたやすく破壊を引き起こしてしまうため、その力に抗おうとする者に興味があるという。さらに、主人公の心は揺らいでも最後には必ず元の形に戻る強いものであり、予想を超えていたと評価する。一方で、それほど強い心だからこそ壊してみたくなるとも語る。悲しみで壊すことにこだわる必要はないと言うと、エリノアは主人公のベッドに上がって迫る。
そこへリトリーが主人公を起こしに来て、二人の様子に驚く。主人公は事情を説明するが、リトリーは疑ってはいないと言い、エリノアは変わっていると率直に話す。エリノアは、理解されることは望んでいないと答える。彼女の説明では、自分は魔術を得意とした者たちの記憶が寄り集まってできたもので、はっきりした個を持つ存在とは異なるため、その意思を理解してもらうことはできないと考えているという。主人公は、目の前にいるエリノアはエリノアであり、彼女の話を理解したいと伝える。エリノアはこの言葉を面白がり、主人公を自分のものにしたいという気持ちをほのめかす。人目があるので続きは別の機会にすると告げて、エリノアは立ち去る。