マスター・イェンナのキャラクターストーリーは全1話である。王都で続く誘拐事件を解決するため、イェンナは主人公とともに誘拐団のアジトに入り込む。人質を連れて脱出する途中、イェンナは主人公の命を狙う暗殺者の正体を見破る。
囮作戦と偽りの人質
王都では誘拐が相次いでいる。主人公は女王から直接依頼を受け、自分から囮になって誘拐団にさらわれる。誘拐犯は、フォートレスの領主である主人公から身代金を取るつもりだと話す。誘拐犯がその場を離れたあと、ひそかに潜入していたイェンナが現れて主人公の拘束を解く。イェンナはすでにミカエルたちへアジトの場所を伝えており、王都の守備隊がまもなく突入してくる。救出しなければならないのは、8歳の貴族の娘アンナと、王宮に出入りしているオーラン伯爵の二人である。主人公とイェンナは隣の部屋で二人を見つけて、脱出を始める。
イェンナは敵が来ることを前もって察知しながら一行を導く。外への扉が近づいたところで、守備隊の突入が始まる。オーラン伯爵は我慢できなくなり、イェンナの制止も聞かずに一人で先へ走り出す。そのときアンナが急に態度を変え、自分と主人公はこの先へは行かないと告げる。しかし、その正体はすでに見抜かれていた。イェンナは、アンナの足音が子どもにしては静かすぎることや、裏の仕事を長く続けないと身につかない歩き方をしていることから、少し前に偽物だと気づいていた。偽アンナは、本物のアンナはもう死んでいると言う。そして、まともに戦っても勝ち目はないと言い残して姿を消す。
イェンナによれば、偽アンナは主人公がここへ来ると予測して潜り込んでいた暗殺者である。また、この街だけでも主人公を狙う暗殺者は十人以上いるという。イェンナは、手段を選ばない暗殺者もいるので慎重に行動するよう主人公に忠告する。そのあと、礼を欠いた態度をとるオーラン伯爵に対しては、自分は潜入・工作・暗殺の専門家だと名乗る。そして、依頼があれば再び伯爵の前に現れることになるとほのめかし、フォートレスの領主に敬意を払うならそうした依頼は断ってもよいと伝える。後日、伯爵から主人公のもとに豪華な礼の品が届く。添えられた礼状には、マスクの女性に向けて、依頼を断る件をよろしく頼むと書かれている。イェンナはこれを面倒な仕事が一つ減ったという意味だと説明する。そして、主人公の障害を取り除くことこそ自分がここにいる理由だと語る。