ルシファーのキャラクターストーリーは全1話からなる。ある町の「良き人のための日」という風習に巻き込まれたルシファーが、主人公やジャンヌ・ダルクと花を交換し、最後にジャネットと花を贈り合う話である。
良き人のための日の花
ルシファーは町で雑貨屋の看板娘に呼び止められ、花を1本押しつけられる。娘によれば、この日は「良き人のための日」で、パートナーや家族、友人、世話になっている人など大切な人に花を贈り、日頃の感謝を伝えるのがこの町の風習だという。娘は贈り物や追加の花を自分の店で売っており、ルシファーはこれを商売の呼び水とみなして興味を示さない。しかし娘が次の客に声をかけに行ってしまったため、花を返しそびれる。
同じ話を聞いたミカエル、ジャンヌ、主人公、リトリーは、誰に花を贈るか、何本必要になるかを話し合っている。ルシファーは、贈り合っても手元の数は変わらず、花はいずれ枯れて無に帰すと言って、それを不毛だと切り捨てる。リトリーは数の問題ではないと反論し、ジャンヌも、花が失われても気持ちを込めて贈った事実は思い出に残ると説く。するとルシファーは、しばらく行動を共にすることの証として、自分の花を主人公に渡そうとする。主人公はもらうだけでは悪いと、自分の花との交換を申し出る。ルシファーはこの返しを意外に思いながらも応じる。続いてジャンヌもお近付きの印に花の交換を申し出る。ルシファーは自分を敵視していると思っていたと言うが、ジャンヌは、ミカエルが自分を支えたようにルシファーはジャネットを支えていたのだから、立場が違っても敬意を払うべきだと答え、ルシファーは交換に応じる。ミカエルは、ジャンヌが主人公の持っていた花をちゃっかり手に入れたと評する。
花を持ち帰ったルシファーを、ジャネットが迎える。ジャネットも町で花を受け取っており、贈る相手としてはルシファーしか思いつかなかったと言って花を差し出す。ルシファーがいずれ枯れると返すと、ジャネットは、贈った事実は無くならず記憶に残ると答える。さらに、自分が信じる限りルシファーは消えないと以前ルシファー自身が言ったことに触れ、その言葉を憶えておくくらいはしてもいいと思ったのだと語る。ルシファーは花を受け取り、気まぐれだと言って自分からも花を贈る。ジャネットは捨てる場所などないと応じる。ルシファーは、その花がもとはジャンヌの持っていたものだと思い至り、思いがけず面白い結果になったが、こういうのもたまには悪くないと内心で思う。