偽ドミトリーのキャラクターストーリーは全1話である。偽ドミトリーが主人公に昔の出来事を語る話で、その中身は、ニャルラトホテプとロキに誘われた遊びで、逆に二人をだましたというものである 。
オオカミ少年の遊び
アビス退治を終えて帰ろうとしていた主人公は、子供たちを眺めている偽ドミトリーを見つける。子供たちの間では、森にお化けが出ると言う少年を、少女が以前の山火事騒ぎを引き合いに「オオカミ少年」だと責めていた。偽ドミトリーはどの子をさらうか選んでいると冗談を言って主人公をからかい、名前に「偽」が付いているのだから自分は嘘をつき続ける運命なのだと語る。そのうえで、昔を思い出していたと言い、ある話を始める 。
偽ドミトリーによれば、かつてニャルラトホテプとロキに呼び出され、世の秩序が崩れるほどの遊びを考えてほしいと頼まれたことがある。秩序が嫌いだという彼女はこれを引き受けるが、手洗いに行くと言っていったん二人のもとを離れる。戻ってくると川辺で喉を潤してきたと話を変え、オオカミ少年をまねた遊びを持ちかける。村にいる者を何でもいいから驚かせ、驚かせた人数が多い者が勝つという決まりである 。
明け方の村には人の姿が無い。ロキは家のまわりの物を壊し、ニャルラトホテプは家そのものを壊すが、誰も出てこない。偽ドミトリーは、村には初めから誰もいなかったと明かし、村にいた二人を驚かせたから自分の勝ちだと言う。やがて若者が騎士を連れて戻ってくる。若者によれば、女がアビスが出たと叫んだために、村人は全員隣の村へ逃げていたという。若者に問い詰められた偽ドミトリーは、叫んだのは自分だと認める。そのうえで、村を荒らしたのはロキとニャルラトホテプだと二人を差し出す。二人の驚く顔が見たかっただけだと言い残して彼女は去り、ロキは決まりがでたらめでつまらなかったと怒る 。
話を終えた偽ドミトリーは、本当にあったことかどうかもはっきりさせず、「真実なんて誰にもわからない」と言ってはぐらかす。主人公に嘘をつきたくなったらまた会いに来ると告げて、彼女は立ち去る 。