片桐優姫のキャラクターストーリーは全1話である。優姫が長瀬準一と二人きりで買い物に出かけ、途中で強盗の捕縛に関わったのち、この世界で過ごす時間と互いへの思いについて語り合う。
二人きりの買い出し
優姫は湊に頼まれた買い物の量が多いため、準一に同行を頼む。準一が一人で出歩くのは危ないと気づかうと、優姫は自分は魔術を使えるから平気だと答え、魔術をほとんど使えない準一の方が心配だと返す。準一は頼りにされていないことを悔しがりつつも、二人で出かけられることを喜ぶ。
頼まれた物を買い終えた二人は、ほかの店も見て回る。優姫は見たことのない宝石が使われたアクセサリーに目を留め、いつもより浮かれているように見える。準一がそう指摘すると、優姫は、二人で出かけても誰かが遠くから見ていることが多く、本当に二人きりで気兼ねなく歩けるのは珍しいと話す。そこへ数軒先の店から男が飛び出し、店員らしい女性が強盗だと叫ぶ。優姫は衛兵を呼ぶ時間はないとして魔術で足止めを試みるが、相手の動きが速く当たらない。強盗が優姫に迫ったところへ準一が横から体当たりして倒し、優姫が至近距離で魔術を構えると、強盗は観念して駆けつけた衛兵に連行される。準一に無茶を咎められた優姫は謝り、そのあと小物やアクセサリーを次々と買い込む。
帰る前に二人は学園のベンチで休み、優姫は買い物への同行と強盗から守ってくれたことに礼を言う。そして、家のことと関係のないこの世界では何者でもない準一がよく見え、改めて彼を好きだと感じたと打ち明ける。準一も同じ気持ちだと応え、買い物の途中で優姫が言いかけてやめた、こうした時間が続けばという言葉も聞こえていたと明かす。優姫は、ほかの仲間がこの世界にいないことや家のことを放っておけないことを挙げ、さっきのは言ってみただけだと話を切り上げる。寂しそうに見えた優姫を準一が抱きしめ、元の世界でもどんな世界でも一緒にいるつもりだと告げる。優姫は笑い、二人はもう少しだけこの時間を過ごす。
登場人物
- 長瀬準一:優姫の買い物に付き合い、強盗に体当たりして彼女を守る人物。
- 湊:優姫に買い物を頼み、二人の帰りを待っている人物。