目次
あらすじ
村に入り込んだアビスを追った主人公は、森で出会った妖精リトリーから父ヴァーレンの腕輪を受け継ぎ、ジャンヌ・ダルクやホーエンハイムらレジェンドを召喚する。千年前に封じられた魔の大陸の封印が緩み、降魔陣の復活=終の夜が迫っているとされる。そこで主人公は、父の汚名が晴れた故郷を発ち、クルセイダーズとして各地の支殿のコアに聖水を注ぐ旅に出る。まずバロア王国では悪魔サタナキアが果て、女王クローデット自身が支殿の鍵だと判明する。続くトハラスでは国主益禅の企てが崩れ、砂漠の王国ヌビナでは円卓の騎士との試練を越えて英雄の腕輪が目覚める。しかし、魔神アスタロトにコアを壊され、ジャンヌは記憶を失ってしまう。
そこで一行は、記憶とコアを戻す聖杯を求めて帝国シシキアの内戦を収め、錬金術師の国ランツへ渡る。ところが、聖杯は複製品だと知り、さらに繭の異変がホーエンハイムの仕業だと突き止める。新世界の神にするという計画を拒んだ主人公は、仲間と再結集する。その後、魔の大陸ではガウェインを退けた直後にアスタロトに連れ去られるが、リトリーの助けで脱出する。やがてアスタロトは謎の人物の罠で討たれ、ランツとの戦争も全面降伏で終わって、アデラインも討たれる。そして島の研究所で、主人公はホーエンハイムを殺さず、そのマナを術式へ取り込ませて計画を止める。多くの仲間が消えるなか、ジャンヌは再召喚を約束する。
ストーリー
旅立ちとレジェンドの召喚
村にアビスが入り込み、主人公は根城を叩くと単独で追跡に出る。村人は父ヴァーレンが村を見捨てて逃げたと語るが、森で出会った妖精リトリーは、ヴァーレンが村人の逃亡後もひとりで戦い続けたと語り、託された腕輪を渡す。アビスに囲まれると腕輪からジャンヌ・ダルクとホーエンハイムが召喚され、一行は同時に召喚されたミカエルも救出する。ジャンヌによれば千年前にレジェンドが大陸ごとアビスを封印して魔王による滅亡の危機を防いだといい、ホーエンハイムは封印が緩んでいると述べる。魔の大陸の再出現は降魔陣の復活、すなわち終の夜を意味するとされ、一行はその阻止を目指す。ホーエンハイムは腕輪を使えることから主人公をローランの末裔と語る。主人公は村人への復讐心を打ち明け、ジャンヌは栄光と同じだけの悲しみが待つと告げ誓約を交わす。
ウィンドミルの攻防と父の汚名
主人公は囮になった娘を幼馴染のカティアと疑い、一行はカティアと合流する。カティアはウィンドミルがアビスに襲われていると伝え、ホーエンハイムはアビスが悪魔に指揮統率される軍隊だと説明する。村を占拠した悪魔サタナキアは王女の不在を確かめ、森の祠について村人を詰問する。主人公はホーエンハイムの作戦で探し物を持つと偽り、敵を自宅に誘い込んで家ごと焼く。生き延びたサタナキアを、ジャンヌを覚えていないジル・ド・レが守り、サタナキアは人格を書き換えたと明かしてジャンヌ殺害を命じる。ジル・ド・レは詠唱して姿を消し、ジャンヌは覚悟が足りなかったと悔いる。モーリスは、逃げたのは自分たちでヴァーレンは化け物とともに消えたと語り、復讐を囁かれて濡れ衣を広めたと告白する。主人公は帰還を約束して村を発ち、ホーエンハイムが村に残る。
バロア王都奪還と友の奪還
ヘルスポーの地で、ジャンヌ・ダルクはジル・ド・レを裁こうとするが、友を犠牲にする矛盾をサタナキアとミカエルに突かれて腕が動かない。この地を守るレジェンドのジークフリートの加勢で敵は退き、現れたバロア王国第一王女クローデットは王都レーアンの奪還を掲げ、人間の主人公に国の英雄となるよう求める。サタナキアに魔核でジャンヌの記憶を封じられていたジル・ド・レは、魔核が壊れて正気に戻り、襲った地を巡り苦しみ続けるよう命じられる。サタナキアの吸収魔法は主人公の腕輪に封じられ、アモンは彼を囮にトハラスへ撤退する。決戦では敵側に白い騎士が現れ、自爆を図ったサタナキアはジル・ド・レに止められ果てる。アビスの真の標的は支殿のコアだと語られる。
支殿をめぐる旅の始まり
主人公は、自らの始末を求めるジル・ド・レを、朝敵ゆえ死んだことにして同行させる。女王クローデットに王城へ招かれた一行は、王家の血を引く者が触れなければ反応しない隠し扉から地下の支殿へ入り、クローデット自身が支殿の鍵だったと判明する。ジャンヌはこれをサタナキアが彼女を捜していた理由と見る。一行はホーエンハイムの聖水をコアに注ぐが、効力は長続きせず、急いで全支殿に注ぐ必要が生じる。ホーエンハイムは同行を断り、隊名はローラン一行の名にちなむクルセイダーズと決まる。恩賞の城塞都市フォートレスにアビスとトハラス兵が攻め寄せ、トハラスの将を名乗る呂布は撤退の際、大切なものを守るために戦うと言い残す。主人公はトハラスを調べに行くと決める。クローデットはジャンヌの警告に従うふりをしつつ、ジルをクルセイダーズ糾弾の材料として残す思惑を語る。
トハラス統一国の内情と益禅の最期
トハラスは黄金の領国の国主益禅が内戦を制して統一した国で、九天玄女によれば益禅はアビスに人間を差し出す取引を結んでいる。緑の領国の軍師見習い九天玄女と将の甘寧は一行を益禅の手先と疑うが、誤解が解けて共闘する。益禅の人質となっているジョカは、焼き討ちの犯人は主人公だと告げて呂布に包囲戦を命じ、呂布とアモンを大都から遠ざけたうえで錬石補天を放ち大都を破壊する。益禅は燭台塔のベリアルから得た魔核で力を吸収して生き延び、人質の話はジョカ自身が呂布に逃げ道を与えるため頼んだ嘘だと暴露する。呂布は過去の痛みとともに生きると決めて益禅を裏切り、逃げた益禅は祠の宝玉に触れて厄神ハスターを呼び覚ます。ハスターは国主建亮を王と認めて玉璽を託し、益禅は赤の国主オルドに討たれる。
黒騎士の襲撃と円卓の影
一行が聖水でコアの破壊を防ごうとすると、黒い騎士モードレッドとルサルカがコアを壊しに来たと告げて現れる。ジル・ド・レによれば魔核を解放したモードレッドに一行は歯が立たず、主人公はジャンヌをかばって倒れるが、現れたレジェンドが渡り合う隙に脱出する。ジョカは傷を呪詛が移った瘴毒と見、仙薬草を求めて山へ向かったジャンヌとミカエルは白い騎士に襲われる。主人公は白いレジェンドから渡された薬で完治するが、コアは壊され、修復できる建造団の団長は千年前の戦いで死んでいる。財務総監は暗殺者に砂漠の王国ヌビナを勧め、その後、これは女王の予想どおりだったとして、クルセイダーズをヌビナへ向かうよう仕向けたと王城へ報告させる。のちに現れた男はランスロットと名乗り、ジャンヌは彼が千年前の戦いで活躍した円卓の騎士の一員で、円卓の騎士を束ねるのはアーサー王だと説明する。主人公は旅の再開を決める。
ヌビナの女王と英雄の腕輪
クルセイダーズは聖水を注ぐためとコア再生の手がかりを求め、砂漠の王国ヌビナへ入り、鍵の魔術杖があるはずの首府ネフェトへ向かう。円卓の騎士アーサーが現れ、腕輪は英雄を選ぶもので千年前から壊れていると語り、譲渡を求める。主人公はランスロットに敗れながらも身を盾に一撃を返し、黒騎士の処断を説くアーサーの心象呪文も身体で受け止める。ジャンヌはそれを理想に縛られたアーサーを叱ったのだと補足する。ランスロットは今も裏切り続けていると言い残して去る。アーサーは理由の分からない衰えゆえに腕輪を求めたと明かし、決闘を経て主人公を持ち主と認める。占い師の地図を頼りに緑玉板をそろえた一行はツタンカーメンとアヌビスに首府ネフェトへ案内され、占い師はクレオパトラだと名乗って円卓の騎士との戦いを試練に課す。勝利した主人公は、腕輪が生命のマナを削ると告げられても命を捧げると誓い、英雄の腕輪が目覚める。
魔神の襲来とジャンヌの記憶
ヌビナの支殿に、魔王不在のアビスを治める三柱の一人と称する魔神アスタロトが現れ、リトリーはヴァーレンの最期の相手と同じ気配だと気づく。アスタロトは一行を退けてコアを壊し、主人公が腕輪の力を使っても一歩届かない。ジャンヌは心象呪文でアスタロトの動きを封じ、全生命の力をこめて攻撃するが、かすり傷に終わり、ミカエルと出会って以降の記憶を失って村娘ジャネットの頃の状態に戻る。アーサーとガラハッドはコアも記憶も戻しうる神器・聖杯の探索を勧め、クレオパトラの勧めで王都レーアンへ向かうと、監督者として派遣された大天使ウリエルと、シシキア奪回と引き換えに聖杯の貸与を約束する皇女アナスタシアが同行することになる。ミカエルはジャンヌを連れて隊を降り、主人公はリトリーらと帝都ヘラスクを目指す。
シシキア内戦と二人の皇女
魔宝石を切らしていた一行は、アナスタシアの提供でヤマトタケルを召喚する。アナスタシアによれば、内戦は月の神々が熱狂の呪いで起こしたもので、二柱の神が帝国軍と革命軍に分かれて勝敗を競う遊びである。洞窟では同じく第一皇女を名乗るアーシャが現れ、二人で一人の皇女を演じてきたこと、二つの指輪で支殿の鍵が開くこと、聖杯を宰相ラスプーチンが持つことを明かす。ラスプーチンはアーシャを守ると誓って悪魔と手を組み、犠牲は必要だとしてニャルラトホテプ打倒のための騒乱を起こす。心象呪文が使えなくなった主人公はヤマトタケルに命を分けてもらい、神聖魔術で兵は正気に戻る。ニャルラトホテプは再会を告げて行方をくらます。
ランツと錬金術師との再会
聖杯は回路が焼き切れ、シシキアの魔導技術では直せず錬金術に望みが託され、一行は錬金術師が保護されるランツへ向かう。クローデットの命で監視を兼ねて派遣されたバロア騎士団も同行し、一行は元市長マンサ・ムーサのアビス調査に協力する代わりに、錬金術師の組合と支殿の鍵への案内を得る。再会したホーエンハイムは、聖杯は魔導技術の複製品でジャンヌの記憶は戻せないと告げ、腕輪はローランの血と無関係だと詰め寄られると召喚の機能を加えたことだけ認める。聖天教会のラファエルと、主人公の妹を自称するガブリエルが調査に加わり、遺跡ではマナでもジンでもない未知の力の残滓が見つかる。アモンが力を目覚めさせる鍵を用いバフォメットに命じて呼び出した「戦を終わらせる者」の試験を経て、主人公はジャンヌに支えられ一騎打ちに勝つ。アモンはアビスを離れ、ジャンヌは記憶を取り戻す。
繭に覆われる国
ランツにアビスを一方的に倒す獣が現れ、一行はこれと遭遇する。ヤマトタケルはこれをアビスイーターと仮に名付け、知性が感じられないことから誰かが使役しているとみる。各地の町は無人で、住民は「天使様」から、新しい世界が来るまで繭の中で眠るよう教えられていた。日記の日付から聖天教会が異変を察知できていなかったと分かり、ラファエルらは定期連絡の偽装から市長アデラインの関与を疑う。繭で塞がれた支殿の入り口に現れた繭の使者は、繭のマナと獣の力で新世界を創造すると語る。襲撃の場に現れたパンドラは、事態を招いた責任の一端が自分にもあるとして味方に加わり、ホーエンハイムを訪ねることを提案する。やがて繭も獣もホーエンハイムの仕業だと伝えられ、パンドラもそれを否定せず、一行は真偽を確かめに研究所へ向かう。
新世界計画の発覚と再結集
アビスイーターや繭の使者、白騎士が自作のホムンクルスだと認めたホーエンハイムは、自分を殺してよいのは主人公だけだと告げ、仲間を遠くへ転移させて主人公を連れ去る。月の神々の世界では英雄は使い捨てられるだけだとして、神々が認知できない新世界を作り主人公をその神にする計画を語るが、主人公は拒む。山中で目覚めた主人公は、新世界へ導く使者とする噂に追われつつ仲間と再合流し、ホーエンハイム阻止を掲げ、封鎖された国内を避けて南東の島から魔の大陸を目指す。島で待ち受けた執政官アデラインは、レジェンドの因子を理由に主人公が選ばれたと明かして挑み、転移で逃れる。ランスロットら円卓の騎士との共闘も受け入れる。
魔の大陸とガウェイン
一行は魔の大陸に降り立ち、協力するアビスを求めて北上する。無人の街では残留した思念から、月に背いて落とされた神々と先代の魔王がアビスを生んだ由来を知る。アモンの旧知のテリノスはホーエンハイム側につき主人公を狙ったため交戦となり、その協力がベルゼビュートの判断だと明かされる。フルフルは、ルシファーの対立宣言でアビスが割れたと語る。戦いで魔核を弱められたモードレッドはルサルカと去り、のち魔核が砕けて記憶を取り戻しガウェインと名乗る。彼はアスタロトとの次期魔王の契約のもと神への復讐を掲げて挑むが主人公に敗れ、アーサーは断罪を求める彼に生き続けることを罰として命じる。直後、アスタロトが主人公を連れ去る。
リトリーの正体とランツ戦争
クローデットはランツとの戦争を決意する。アスタロトは連れ去った主人公に、ホーエンハイムの計画を引き継ぎアビスに適した新世界を作ると告げる。主人公はついてきたリトリーの助けで牢を脱出し、リトリーはアビスの実験で生み出されたルシファー直属のスパイであり、ヴァーレンはウィンドミルを守る魔術で消えたと明かして別れを迫る。主人公はこれを拒み、過去より乗り越えてどう生きるかが大事だと答え、リトリーは改めて仲間になる。連合軍とランツの開戦後、アデラインは新世界で父に会えると説いて英雄の座を譲るよう迫るが、主人公はガブリエルと契約して打ち倒す。ラファエルらが守備軍を投降させ、戦争はランツの全面降伏で終わる。アデラインは戦争が自分の独断であり、ホーエンハイムは主人公が来るのを待っているだけだと言い残し、ルサルカに討たれる。
ホーエンハイムとの決戦
謎の人物の罠にかかったアスタロトはダンタリオンらに討たれる。一行は地下道に入り、予言の日の到来で各地の繭がマナとジンを吸い始める。ホーエンハイムが同行を求めるが主人公は断り、一行は分断される。ガブリエルの調査で、新世界の引き金が主人公によるホーエンハイム殺害だと判明し、ヤマトタケルは術式破壊と打倒の同時実行を提案する。島の研究所へ渡り、リトリーはガブリエルのペンダントを空間へ届けて消える。主人公は仲間を数分だけ呼び寄せて追い詰め、殺さずマナを術式に取り込ませて計画を止める。ホーエンハイムは月への憎しみが主人公を救いたい思いに変わったと明かし、仲間の大半が消えた後、ジャンヌは再召喚を約束する。