目次
あらすじ
主人公は、地上でホーエンハイムを倒した後の記憶を失ったまま、神々の住む月の世界で目を覚ます。月の神ゼウスによれば、主人公の中にはゼウスの一部が閉じ込められており、ヘラがそれを狙っている。主人公は相棒リトリーや記憶を失った少女ユノらとクルセイダーズを再結成し、各地の指輪を集めていく。
やがて主人公は、ホーエンハイムとの戦いから約二千年が経ったと知る。地上へ降りた主人公は、封印されていたホーエンハイムを解放する。しかし、同行していた占い師フラルが、自分こそ錬金術師ニコラ・フラメルだと名乗る。ニコラは、世界の根源である主を壊し、世界を月の支配から解き放とうとしていた。その後ニコラは月へ上がる。ニコラを追って月へ戻った主人公は、月の支配者ヘラと、ニコラの計画を止めることに限った協定を結ぶ。ところがニコラが楔を壊したことで、ヘラの中にいた主がヘラの身体を乗っ取る。主人公は布都御魂で主をヘラから切り離すが、世界の崩壊は止まらない。そこで主人公は自ら新たな主となり、崩壊を止める。千年後、主人公はリトリーとともに、15世紀のフランスで仲間のジャンヌ・ダルクのもとへ現れる。
ストーリー
月での目覚めとゼウスの導き
主人公は、頭の中に響く声に起こされて目を覚ます。声の主は月の神ゼウスと名乗り、ここが神々の住む月の世界だと告げる。ゼウスによれば、自分の一部が主人公の中に閉じ込められており、それをヘラに奪われては困るという。天使たちに追われる主人公は、ゼウスから特別な魔宝石を受け取る。主人公はその魔宝石で、地上で別れた相棒リトリーを召喚する。
ゼウスは、リトリーの収納魔法に自分の力を隠し、主人公たちを利用していたと明かす。その後、主人公はリトリーが見つけた錆びた指輪を受け取り、二人で転移する。転移先では、名前以外の記憶を失った少女ユノが現れる。ユノは、捕縛命令を受けた天使に追われる二人への同行を選ぶ。
主人公も、地上で今の世界を壊そうとしたホーエンハイムを倒した後の記憶を失っていると打ち明ける。三人は記憶の回復、月の情報、仲間を呼ぶための魔宝石を求めて町を目指す。
クルセイダーズ再結成と指輪の発見
月の区画の外へ迷い出た主人公たちは、トレジャーハンターの少女シルドラと出会う。シルドラがゼウスの残した指輪を盗もうとすると、ゼウスの命で主人公に仕えるメイドのヘルミィが止めに入る。二人を加えた主人公たちは、クルセイダーズを名乗る。
月から追われる者が住む町で、主人公は先に月で目覚めていたジャンヌ・ダルクとミカエルと再会する。二人も月でクルセイダーズを再結成しており、ジャンヌは主人公こそ隊長だと明かす。
暗号が示した洞窟の地下で、主人公たちは錆びた指輪二つと、アビスの潜む無人の村を見つける。指輪の光がアビスを溶かした直後、主人公は気を失う。ミカエルはこれを指輪の代償とみる。ジャンヌとミカエルは代償を一人に負わせまいと、自分たちへの指輪の使用を求める。主人公が指輪を捧げると二人の力が解き放たれ、アビスを倒す。シルドラとヘルミィは、村をアビスの実験場と推測する。
雪のコロニーと分かれたユノ
主人公たちは、アビス実験の疑いがある雪のコロニーへ向かう。途中で現れたレジェンドのヤハズは、召喚装置の不具合で不完全な召喚が起こると語る。直後にユノの指輪が光り、主人公たちは霧の深い土地へ転移する。
転移先では、記憶を失ったスサノオが指輪を奪おうとする。姉のアマテラスは、スサノオが姉たちを守るため、悪影響のある指輪を一人で抱えていたと推し量る。スサノオは呼び直しの召喚を受け入れ、記憶を取り戻す。
一方、転移先で同行していたユノは、魂が分かれて目覚めたもう一人のユノだった。彼女は、最初に取り込まれるのが情愛の部分の自分でよかったと語る。そのうえで、ユノの中に憎悪の部分もありうると忠告する。その後、ヤハズは本名がヤトで、月の側のレジェンドだと明かす。ヤトは、いずれ主人公たちを殺す可能性が高いと語る。
可能性の世界と二千年後の真実
主人公は、ホーエンハイムをもう一度召喚するという約束を胸に、状況を前に進めたいと考える。そのうえで地上の様子を知るため、地上を目指すユノに同行する。しかし主人公たちは、天使兵用の地下通路で天使兵に追われる。逃げた先の中央コロニー北部の森で、一行は分断される。
森に現れたヤトによれば、主人公が解体した新世界の力は指輪となって地上と月に降り注いだ。指輪が生んだ可能性の世界は、この世界の一部を上書きしているという。主人公はヤトの配下のアイラに襲われ、幼馴染のカティアに救われる。
主人公たちは指輪四つを不活性化させ、元の世界へ戻る。ヤトは月の体制を原初の状態に戻したいと語り、主人公に協力を求める。主人公は見極める時間を求め、仮契約のような形に落ち着く。さらにヤトは、ホーエンハイムとの戦いから約二千年が経ったと明かす。
ヘラの追撃とヤトの暴走
ヤトの陣営が拠点にしている町で、天使兵の部隊が主人公を連れ出そうとする。そこへ大天使ウリエルが天使兵を率いて現れ、戦いを止める。ウリエルによれば、命令の元はヘラで、ヘラは主人公を実験のサンプルにするつもりだという。
天使兵たちは、自分たちの主を錬金術師とだけ呼んでいると語る。その人物は、ほかの神からは「パラケルススの友人」と呼ばれていたという。ソロモンは、パラケルススはホーエンハイムの別名ではなかったかと指摘する。
その後、アイラが主人公の力を借りて使おうとした指輪が、銃弾で弾き飛ばされる。指輪をつかんだヤトは、巨大な白い蛇に変わる。主人公の呼びかけで目を覚ましたヤトは、マナをほとんど失っていた。ソロモンは、指輪を暴走させる術式が割り込んだと推測する。最後に、ヤトは主人公の提案を受け入れ、クルセイダーズに加わる契約を結ぶ。
ジークフリートとファフニールの救出
南の禁域の転移装置へ向かう途中、主人公たちは指輪の気配を追って地下の町へ降りる。そこで主人公たちはアーサーやジークフリートと合流する。ジークフリートは、育ての親の竜ファフニールを殺した償いを望んでいる。
ジークフリートは、アビスがファフニールの竜血の実験に使われていると推測する。ファフニールの気配がする部屋で、ジークフリートは自分を依り代にした召喚を主人公に頼む。その最中に天使兵に刺されたジークフリートは、指輪の力を得た後に我を失う。
解放されたファフニールと、かつてジークフリートが救ったブリュンヒルデの助けで、主人公はジークフリートを正気に戻す。続いて主人公が指輪を通すと、ユノは道中で出会ったもう一人のユノと一つになる。
禁域の転移装置と地上への降下
一行は、魔術で隠された禁域のコロニーで大天使ラファエルと合流する。ラファエルは、月の様子を探るためヘラの陣営に従うふりをしていたと語る。しかし地上への転移装置は、ラファエルが操作する前にひとりでに動き出す。
地上では天使兵イザベラが待ち構え、一行をばらばらの場所へ飛ばす。雪山に飛ばされた主人公は、地上で目覚めていたレジェンドの真田幸村らと出会う。幸村たちによれば、当時の国はすべて消えている。地上にはアビスも再び現れている。
砂漠に飛ばされたバロア士団のソルは、魔狼スコルと魂を融合させられた身である。かつて謎の声は、スコルの魂がいずれソルの体を乗っ取ると告げていた。ソルは仲間の言葉で生きる意味を見つけ、指輪でスコルの力を受け止める。主人公たちは転移装置を乗り継いで再会し、町へ向かう。
憎悪のユノとルサルカ一派
二千年後の地上で、主人公の部屋に差出人不明の手紙と地図が届く。地図の示す砂漠の西へ向かった主人公は、砂嵐で仲間とはぐれる。駆け込んだ洞窟では、ユノと同じ姿の少女が、自分はユノの憎悪を司る存在だと名乗る。少女は手紙の主が自分だと明かし、いずれユノを取り込むと告げて宣戦布告する。
少女が去った直後、主人公はルサルカの声を聞いたところで記憶が途切れる。気づくと主人公は縛られ、二千年前に面識のあるルサルカの前にいる。地上で指輪を集めているルサルカは、指輪の力を使うために主人公を貸せと求める。主人公が断ると、ルサルカは情報と引き換えの共同戦線を持ちかける。
その後の指輪探しの中で、スサノオは幻覚が見せる偽の姉たちを見抜き、指輪の力を得る。続いてスサノオは本物の姉たちと並んで戦い、幻を仕掛けたダンタリオンを降参させる。
フラルとホーエンハイムの解放
主人公は、ホーエンハイムを知る占い師フラルに会う。月から逃げたレジェンドだというフラルは、ホーエンハイムが魔の大陸化した領域に封印されていると教える。仲間の天使兵ナインたちは、フラルをかつて仕えた錬金術師だと言う。フラルは否定し、拘束されて同行する。
主人公たちは、以前共に戦った悪魔アモンが見つけた結界の弱所から領域に入る。封印を解くと、主人公らは地獄のような空間に落とされる。主人公を主と仰ぐ呂布が、指輪の力で古い神タイタンを倒す。
再会したホーエンハイムは、フラルを旧友ニコラ・フラメルの別の可能性とみる。ホーエンハイムは、ニコラがフラルを消しに来ると警告する。だが町へ戻ると、フラルは自分こそニコラだと名乗る。
ニコラとの対立と龍脈の楔
ニコラ・フラメルは、別の可能性であるフラルに身体を明け渡していたが、腕輪をきっかけに自分を上書きし直したと語る。腕輪を作ったのも自分だという。ニコラの仲間には、ジャンヌの別の可能性ジャネットとジークフリートの別の可能性シグルドがいる。この世界の魔神ルシファーを喰らった別のルシファーも加わっている。
主人公たちは、主へのつながりを辿る手がかりを求めて祈りの祠を訪れる。しかし祠は巨大な穴に変わっていた。ニコラはそこで、龍脈(マナを巡らせる道)と主を壊し、世界を月の支配から解き放ちたいと明かす。龍脈は、各地の地下に埋め込まれた楔が作り出している。
その後、主人公とホーエンハイムはニコラたちとともに魔の大陸へ転移される。ニコラは、ニャルラトホテプの同位体を名乗る仲間ニャルラトフィスに楔の一つを壊させる。主人公は、ニコラは自分を死なせたくないはずだと考える。そこで仲間を帰し、ホーエンハイムとユノとともにニコラに同行する。
魔の大陸縦断とベルゼビュート
主人公はニコラ・フラメルの一行と、北の火山にある龍脈の楔を目指す。ルシファーは、行方の知れなかった魔神ベルゼビュートが生き延びて、アビスを率いていると突き止める。その協力者はアデラインだった。
ユノは憎悪のユノから、月の女神に導かれた王国がジンに染まった過去を聞く。そしてユノは、魔の大陸を作ったのは自分かもしれないと語る。アデラインは、ユノを恨むアビスはユノが犠牲にした人間の成れの果てだと告げる。ベルゼビュートによれば、月へ還れなかった王国の民を魔王がアビスに変えたという。
火山の奥で獣ケルベロスが現れ、その力はベルゼビュートに流れ込む。直後にソルと瓜二つの少女スコルが現れ、ベルゼビュートは転移で一同を去らせる。
支殿防衛と主の器
魔の大陸から戻った主人公たちは、マナが集まる支殿を目指す。途中で主人公は、ニコラ・フラメルを止める戦力を求めてベルゼビュートと手を組む。支殿での戦いで、ニコラは主人公を追い詰める。とどめの寸前に防護の術式が完成し、ニコラは地中へ逃れる。
主人公たちが次に向かった龍脈の楔で、ニコラたちは海の神リヴァイアサンを復活させる。主人公はジャンヌ・ダルクとユノを救うため、内なる力を解き放ってリヴァイアサンを取り込む。ニコラはその主人公を「主の器」と呼ぶ。ホーエンハイムによれば、主人公の体は指輪の力に適応してレジェンドに近づいている。ホーエンハイムはニコラたちが月へ戻るとみて、月へ渡る手段を探すよう提案する。
ヘラの協定と月への帰還
地上にあるヘラの拠点の町で、ヘラに仕える天使兵が協定を持ちかける。条件は、月を守る側につき、ニコラ・フラメルの封印に協力することである。見返りは、クルセイダーズの自由と地上の統治である。
ホーエンハイムはソロモンらと支殿で実験を行い、主に生命活動がないことを確かめる。その結果から、ホーエンハイムは主をただのシステムだと結論づける。彼によれば、世界はずっと前から瀕死であり、それがヘラが和平を申し出た理由である。交渉の場に現れたニコラは、主を壊して世界を作り直すと告げ、町の装置で月へ上がる。
主人公は仲間とともにニコラを追い、月へ向かう。月では、ヘラに召喚されたレジェンドのオーバーロードが仲立ちし、主人公はヘラと対面する。ヘラによれば、ニコラは月と地上を結ぶ三つの楔を壊そうとしている。主人公は、その計画を止めることに限って協定を結ぶ。
ゼウスと楔をめぐる攻防
ニコラを捕らえるため月と協定を結んだクルセイダーズは、天使兵の部隊を率いるゼウスとともに東の楔を守る。楔は月と地上を結ぶもので、壊れると付近の月と地上が崩れる。しかしニコラは東の楔を破壊し、主人公との協力関係を解く。
西のエリアへ逃れたのち、ゼウスは月の支配者ヘラの中に世界の根源である主がいると明かす。ゼウスは主をヘラから切り離し、楔のマナで封じる考えを語る。一方、主人公は主の代わりを務める覚悟をひそかに固めていた。ユノとシルドラはそれを知り、主人公を最後まで支えると決める。
主人公たちが南の楔を守るあいだ、ゼウスは西で主を切り離す剣、布都御魂を示す。この剣はローランの剣の複製で、ローランの血筋しか使えない。ゼウスは、子孫である主人公に主を切り離させる計画だった。しかしニコラは西の楔を破壊する。ゼウスは主がヘラを完全に掌握したと判断し、主人公を主にする最後の作戦を宣言する。
主との決戦と千年後の再会
西の楔が壊れたことで、ヘラの中に封じられていた主がヘラの身体を乗っ取る。主を封じる手段は失われたかに見えた。しかし主人公は、地下にあって無事だった南の楔の力で主を封印しようと提案する。
主人公は、ヘラが転移した先で先に主と戦っていたニコラ・フラメルと手を組む。主人公は布都御魂で主とヘラの繋がりを断つ。ところが主は世界との繋がりを自ら壊しており、封印しても崩壊は止まらない。そこで主人公は主に刃を突き立て、自ら新たな主となって崩壊を止める。
別れ際、主人公はジャンヌに必ず会いに行くと約束する。リトリーは主人公とともに残る。千年後の月では、再建した楔が安定し、崩壊したエリアの立て直しも終わっている。15世紀のフランスで、ジャンヌの前にリトリーと主人公が現れる。ジャンヌは記憶がないまま主人公に駆け寄り、おかえりなさいと迎える。