ケット・シーのキャラクターストーリーは全1話である。失われた猫の王国をもう一度作ろうとするケット・シーが、主人公・ジャンヌ・ダルク・リトリーと街へ出て、祭りの舞台をめぐって言い争う劇団員たちをまとめる。
新しい猫の王国
ケット・シーは、猫の王国を作ると言い出す。猫の王国はケット・シーがかつていた場所で、猫の王様が治めていたという。ケット・シーは王様たちと千年前の戦いに加わり、終の夜は止められた。戦いが終わった今、ケット・シーは王様に自分のサーカスをもう一度見せたいと願い、王様や仲間たちに返事を求めて呼びかける。しかし、王様も仲間ももういないこと、猫の王国は千年前の戦いで失われたことを、ケット・シー自身が認める。
それならば今度は自分が猫の王国を作ると、ケット・シーは決める。かつての王国は幸せな場所だったので、作ればみな喜ぶはずだと考えたのである。リトリーに方法を問われると、まず王国の仲間を探すと答え、猫でも人でも歓迎すると語る。ジャンヌの勧めで、一行はいろいろな人が集まる街へ戻る。
祭りの舞台をひとつに
街でケット・シーは、浮かない顔をした劇団員のヘレナ、ハーミア、ピーター、ニックに声をかける。花を差し出したもののヘレナにはねつけられるが、みなを笑顔にしたいと言って事情を尋ねる。4人は次の祭りで演じる舞台の内容を話し合っており、ピーターは冒険活劇、ヘレナは恋愛もの、ニックは喜劇、ハーミアは歴史ものを推して譲らない。ケット・シーが「面白そう」と言ったことで言い争いはかえって激しくなり、リトリーは何も決まらないまま祭りの日が来てしまうと慌てる。
ケット・シーは、誰が一番かではなく全員が一番であり、面白い案を持つ者同士が力を合わせれば面白いものが作れると説く。そのうえで、誰か一人の案ではなく全員の案を合わせ、昔話から始めて笑いも恋愛も冒険も入れた、誰もが楽しめる祭りらしい舞台にしようと提案する。結末をどうするのかと問われると、最後はみなで踊って楽しい気持ちを分け合うと答え、ニックが賛成したことで方針が決まる。
主人公たちも準備を手伝うと申し出て、ヘレナは舞台の監督であるケット・シーを王様のようなものだと言う。ケット・シーは、加わりたいと思えば誰でもその時から仲間になれ、観客まで加わりたくなるような作品にしたいと語り、主人公たちにも楽しんで作ってほしいと頼む。ジャンヌがこの様子を小さな王国のようだと評すると、ケット・シーは、互いを認め合って幸せを分かち合い、人も猫も関係のないこの場所こそが猫の王国なのだと答える。