九天玄女のキャラクターストーリーは全1話である。手に入れたばかりの兵法書をなくした九天玄女が、甘寧と主人公と一緒にアビスと戦う。甘寧からは理屈だけに頼らず自分の感覚を信じるよう説かれるが、九天玄女は最後に、やはり策が大切だと確かめ直す。
消えた兵法書とアビスの巣
九天玄女は何かを探し回っている。理屈で考えればここで見つかるはずだと嘆くところへ、前日から飲み続けている甘寧と主人公が通りかかる。九天玄女は二人に事情を打ち明ける。前日に村の長老から譲り受けた幻の兵法書がいつの間にかなくなり、それがないと次の策を立てられないという。部屋に無かったのだから、理屈ではこの場所で落としたことになると九天玄女は語る。
甘寧は、兵法書が無くてもこれまでうまくやってきたと笑い飛ばす。九天玄女は、過去にうまくいったことは明日の保証にならないと反論する。自分は変わらなければならず、一から出直すと決めて、戒めとして兵法家「見習い」を名乗っているのだとも語る。しかし甘寧は「聞き飽きた」と遮り、酒盛りをやめて、見せたいものがあると九天玄女を連れ出す。思い出の場所での回想を予想していた九天玄女が連れて行かれた先には、アビスの群れがいる。甘寧が勝手に突っ込んで敵のおとりに引っかかり、主人公は二日酔いで吐き気をこらえている。九天玄女はその場で策を立て、二人に指示を出して敵をすべて倒す。そこは広い草原の真ん中にあったアビスの巣で、九天玄女は兵法を完全に無視した場所だと驚く。
甘寧は、敵がこちらの常識に合わせてくれるはずはなく、理屈だけに頼れば足もとをすくわれると語る。そして本に頼らず、これまでの経験と感覚を信じるよう九天玄女に言う。主人公も、少しは自分の感覚を信じてもいいと口添えする。この結果を見せたかったのだと言う甘寧を、九天玄女は嘘だと見抜く。その根拠を問われると、感覚だと答える。それでも九天玄女は、こんな無茶はこれきりにすると言い、やはり事前の準備と策が大切だと結論づける。主人公はそれを見て、元の木阿弥だと苦笑する。
その後、甘寧は九天玄女に見つからないように預かってくれと言って、主人公に本を渡す。それは九天玄女が探していた兵法書だった。主人公は、定石以外の大切なものに気づかせるための芝居だったのかと考える。しかし甘寧によれば、本ばかり読むと目が悪くなるから隠していただけだという。直後に九天玄女は転び、はずみで落としたメガネを見つけられずに慌てる。