ガブリエルのキャラクターストーリーは全6話ある。ガブリエルは自分を「妹」と呼んで主人公に寄り添い、多くの話では主人公のもとに突然現れる。二人はハロウィン、新婚ごっこ、クリスマスのプレゼント配り、学園生活、夏の海といった場面を一緒に過ごす。からかうつもりだった相手から逆に胸を高鳴らされる経験を重ねるうち、ガブリエルは自分が変わりつつあることに気づいていく。
ハロウィンの悪魔っ子
ある朝、主人公が目を覚ますと、隣にガブリエルがいる。妹だから兄といつも一緒にいるのは当然だというお決まりの言葉を主人公の方から先に言われ、ガブリエルは驚く。自分で言うときとは違って胸が高鳴ったと話す。その後、ハロウィンの催しでにぎわう街を、悪魔の仮装をしたガブリエルと主人公が見て回る。途中、お菓子を持っていないと答えたガブリエルに、子どもが粉の入った袋を投げつけて逃げていく。
着替えに行くガブリエルは、覗いてはいけないと何度も念を押す。主人公はそのとおり覗かず、それがガブリエルには期待外れだった。もっと主人公の側から驚かされたいと考えたガブリエルは、作戦を練るために主人公を撒く。街では、ハロウィンの特別ライブを控えたサリエルに出会い、相談する。サリエルは、啓示を下す存在のガブリエルが人間のことで悩んでいるのに驚く。はっきりした答えは出せないとしたうえで、思うように動いてみればよいと勧める。そこへ、ガブリエルを探していた主人公が来て手を握る。ガブリエルは胸の高鳴りを感じ、もう離れないと告げる。
デートへの乱入
ミカエルが主人公、リトリーと出かける待ち合わせの場に、いつの間にかガブリエルも来ている。二人きりのつもりだったミカエルは不満を漏らす。それでも、ガブリエルの羽を見てこれまで楽しいことをあまり経験してこなかったのではないかと気にかけ、同行を許す。
街でガブリエルは、服屋で女物の服を主人公に似合いそうだと言ったり、ミカエルを「ツンデレ」と呼んだりして周りを振り回す。ミカエルに勧められた氷菓子を食べたときは、頭がキーンとしたのを「天啓が来た」と言い、ミカエルが突っ込む。日暮れ前、ガブリエルは帰ると言い出す。主人公に今日は楽しかったかと聞かれると、ガブリエルは逆に主人公はどうだったかと聞き返し、楽しかったという返事を聞いてその場から姿を消す。ガブリエルは、主人公がいるおかげでこの世界は少し面白いとつぶやく。
一日だけの新婚夫婦
ある朝、ガブリエルはウェディングドレス姿で主人公を起こしに来る。今日一日は主人公の「お嫁さん」になると言う。ハロウィンのときにサリエルから言われた、思うままに動いてみるという助言に従った行動だという。主人公はこれを受け入れる。ガブリエルは起こすところからやり直し、朝食では食べさせ合う。主人公から食べさせ返されたことに、ガブリエルは驚く。
二人は腕を組んで町を歩く。ガブリエルは主人公の照れた顔を面白がる一方で、自分も胸の鼓動が速くなるのを不思議に感じ、それを嫌ではないと思う。夜、手をつないだだけでまた胸が高鳴ったあと、ガブリエルは一足先に家へ帰り、帰ってきた主人公を「あなた」と呼んで迎える。そして、サリエルの言ったとおり、これはきっと良い変化なのだと考える。
クリスマスのプレゼント配り
クリスマス、主人公はリトリーとともに、街の子どもたちへプレゼントを配っている。重そうな袋を運ぶ主人公の前にガブリエルが現れ、手伝いを申し出る。配っている最中、ガブリエルは女の子から天使さまと呼ばれ、羽をきれいだとほめられる。ガブリエルは、その子が健やかに育つよう願いを伝える。あとで主人公は、ガブリエルがいつもと違う表情を見せていたことを指摘する。
主人公にくっつくガブリエルを、ウリエルが秩序を乱すと咎める。ウリエルは、以前ほど正義という言葉にこだわらなくなったと語る。それでも、秩序を守る考えは変わらないとして、二人に離れるよう求める。ガブリエルはウリエルも配るのを手伝えばよいと提案し、主人公も手伝いを頼む。ウリエルは同行を受け入れ、自分はツンデレではなく「クーデレ」だと言う。ガブリエルは、ずっと変わらなかったウリエルさえ主人公のそばで変わったと考える。自分も変わるのかどうかを楽しみにし、これからも主人公のそばで見守らせてほしいと願う。
違うクラスの学園生活
主人公と同じ学園に通い始めたガブリエルは、主人公と違うクラスなのを退屈に感じている。そこでマンサ・ムーサに、主人公のクラスへ移りたいと頼む。マンサ・ムーサは、ガブリエルだけを特別扱いはできず、この学園には飛び級の制度もないと答える。同じクラスでなくても一緒に過ごす時間は作れると諭す。
それでも主人公に会いたくなったガブリエルは、授業中の主人公の教室へ行く。教師のナディアは、今回だけ特別だとして同席を認める。ガブリエルは主人公と教科書を一緒に見て、本当は分かる問題まで質問し、耳元でささやきながら身を寄せる。同じクラスのミカエルは、それで主人公が集中できないと怒り、ガブリエルを自分の教室へ連れ戻す。寂しくなる前に休み時間に来ればよいとミカエルに言われ、ガブリエルは次から気をつけると答える。短い時間だったが、主人公と受けた授業は、ガブリエルにとって学園生活で何より特別な時間になる。
夏の海のカップルごっこ
夏の海でカップルが多いのに気づいたガブリエルは、カップルならではの楽しさを知るため、主人公を「カップルごっこ」に誘う。ミカエルたちのいるいつものビーチを避け、海で遊ぶ人に人気の店へ主人公を連れて行く。そこでカップル限定の大きなかき氷を頼み、主人公を「だーりん」と呼んで食べさせ合う。
その後、二人は店の利用客専用のビーチに出る。主人公はガブリエルの背中に日焼け止めを塗り、二人は周りのカップルをまねて寄り添いながら海の中を歩く。日暮れになり、ガブリエルは、カップルにしかできないことがあるのがよく分かり、いい思い出になったと話す。ただ、自分にとって主人公はあくまで「お兄ちゃん」であり、それは譲れないと言う。兄と妹は替えのきかない特別な関係だと考え、これからもずっと一緒にいようと主人公に告げる。
登場人物
- 主人公:ガブリエルが「お兄ちゃん」と慕って寄り添う相手で、ガブリエルの望みに付き合う。
- サリエル:ハロウィンにガブリエルの相談を受け、思うように動いてみるよう勧める。
- ミカエル:主人公とのお出かけや学園の授業で、ガブリエルに振り回されながら突っ込みを入れる。
- リトリー:主人公に同行し、ガブリエルの言動に驚いたり振り回されたりする。
- ウリエル:クリスマスに主人公とガブリエルを咎めたのち、プレゼント配りに加わる。
- マンサ・ムーサ:主人公のクラスに移りたいというガブリエルの頼みを断り、別の形で一緒に過ごすよう諭す。
- ナディア:授業中に訪ねてきたガブリエルに、今回限りとして主人公の教室での同席を許す。