あらすじ
風邪が治ったアーサーは、しばらく滞在中の街で療養している。いつも一人で頑張りすぎるアーサーを気にかけるトリスタンは、アンドロメダに勧められ、バレンタインに合わせて日頃の気持ちを伝えることにする 。トリスタンはニムエの手を借りて、アーサーの快気祝いを名目にパーティーを準備する。アーサーは主人公に渡す手作りチョコに初めて挑むが、トリスタンが「今も昔も王として生きてる人」と評する彼女は、チョコを作るためにカカオから採りに行くなど、常識から外れた行動をとる 。
ストーリー
第1話
トリスタンはアンドロメダに、アーサーがサンタの衣装で風邪を引き、今は街で療養していると話す。アーサーにもっと頼ってほしいと語るうち、トリスタンはかつてアーサーが「仲間はあなたたちがいい」と口にしたことを思い出す。自分の側からは何も伝えていないと気づいたトリスタンに、アンドロメダは、バレンタインは家族や大切な人に贈り物をする日でもあると教え、チョコを渡すよう勧める 。
トリスタンはニムエに協力を頼む。隠し事のできないガラハッドには知らせず、みんなでチョコを渡し合うパーティーにすることが決まる。アンドロメダも自分の仲間に声をかける役を引き受け、ニムエはアーサーが喜び、パーティーを開く口実にもなる人物を招こうと提案する 。そのころ主人公のもとには円卓の騎士から、大事な話があるので一人で街の店に来てほしいという手紙が届く 。
第2話
トリスタンは快気祝いを兼ねたバレンタインのパーティーをアーサーに提案し、主人公をもう誘ったと知ったアーサーは開催を承諾する。主人公に手作りチョコを贈るよう勧められたアーサーは、材料のカカオを採りに森へ向かってしまう。道中トリスタンは、普通の女の子の暮らしに憧れないのかと尋ねるが、アーサーは国を治め民を導くことが自分の使命だと答える 。
森で一行は、ガネーシャ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、アスクレピオスに出会う。ガネーシャたちはマンサ・ムーサの出資を受け、ランツの商業都市で開くバレンタインの催しのために幻のカカオを探しに来ていた。森の主の代わりにカカオを食べていたアビスを一行は一緒に退治し、ガネーシャはアーサーに借りを返すと約束する 。トリスタンは、溶かして固めるだけの作り方にしようとアーサーを説得する 。
続いてトリスタンはアーサーを服屋へ連れていき、普通の女の子のようにバレンタインを楽しもうと言う。アーサーは嫌がりながらも試着し、大人びた服がよく似合うと皆に褒められる。ニムエと二人になったトリスタンは、今回はアーサーに使命や前世からのしがらみを忘れて楽しんでもらいたいのだと打ち明けるが、すぐに照れて取り消す 。
第3話
バレンタインの前日、アーサーはトリスタンにあちこち連れ回されたことを振り返る。忙しそうにしていたトリスタンは、可愛い制服の店でアルバイトをしていた。店長はパーティーの会場として店を貸してくれ、トリスタンはそのお返しにシフトに入っていた。ニムエも手伝っている。アーサーはバレンタインには普段の礼を伝える意味もあると言い、ニムエにサプライズでチョコを贈ろうと提案する。トリスタンは、自分の計画と重なることに慌てる 。
チョコの材料の買い出しに向かう途中、一行はガネーシャが幻のカカオで作った黄金チョコレートを売り出している場面に行き当たる。アーサーは最後の一つをナポレオン、エリザベート・バートリ、オーディンと同時に手に取り、加減した模擬戦で勝って手に入れる。敗れたナポレオンたちは、主人公のために三人で手作りチョコを作ると決める 。
アーサーは黄金チョコレートを材料にしようとして止められる。店でチョコレートケーキに目を留めたあとは、主人公の好みを考えて小ぶりで甘さを控えたものにしようと思い直す 。一方、クルセイダーズの仲間に腹を立てる謎の人物が、痛い目を見せてやろうと企む 。店の調理場でのチョコ作りでアーサーは失敗を重ねるが、夜までに及第点の出来に仕上げる。ニムエへの贈り物には黄金チョコレートを使うことになる。トリスタンは皿の片付けを口実に一人店に残り、アーサーを驚かせる準備を続ける 。
第4話
パーティーの当日、主人公はジャンヌ・ダルク、ミカエル、リトリーを連れてやってくる。ナポレオンたちに加えて左慈、イザナミ、ハンムラビも集まる。フルフルが現れ、情念の強い者たちを呼んで争わせようとしたと明かすが、誰も争おうとせず、当てが外れる 。アンドロメダが誘ったカエサル、ウィリアム・テル、ハデス、オリオンも主人公に近づき、トリスタンはアーサーのためのパーティーの主役が主人公になってしまったと嘆く 。
そこへガネーシャが来て、森にいたものと似た種類のアビスが街に迫っていると伝える。アーサーは、楽しみにしている人々のバレンタインを邪魔させないと言って出撃し、一同はアビスを退ける 。祝勝会では皆が一斉に主人公へチョコを渡そうとし、ニムエが割って入る。ニムエは、力比べ以外の方法で主人公にチョコを食べてもらう順番を決めようと提案する 。パーティーの形が変わったことを謝るトリスタンに、アーサーは連れ回してもらってバレンタインを十分に楽しんだと礼を言い、ニムエに呼ばれて順番決めに加わる 。
第5話
順番決めの最後はアーサーとジャンヌのカード勝負となり、アーサーがキングのスリーカードで勝つ。アーサーは主人公にチョコを渡し、味の感想はいらないと言いつつ、いつかきちんとしたものを作れたらまた食べてほしいと伝える 。
続いてトリスタンは大きなチョコケーキを持ち出し、日頃の感謝を込めたサプライズとしてアーサーに贈る。アーサーは、トリスタンが最近考え込んでいたので何か企んでいると気づいていたと話す 。アーサーはお返しに、黄金チョコレートと、別に買った二つのチョコを、トリスタン、ニムエ、ガラハッドに渡す。照れるトリスタンに、アーサーはとても嬉しかったと礼を言う 。
登場人物
- トリスタン:アーサーにバレンタインを楽しんでもらおうと計画を立て、パーティーを準備する。最後にチョコケーキで感謝を伝える
- アーサー:快気祝いのパーティーの主賓。初めて手作りチョコに挑み、主人公に贈る
- ニムエ:トリスタンに協力し、店の手伝いやチョコ作りの指導をする。主人公にチョコを渡す順番決めも取り仕切る
- ガラハッド:アーサーに付き従い、チョコの味見などを務める。最後にアーサーからチョコを受け取る
- ガネーシャ:幻のカカオを使ったバレンタインの催しを開く。街に迫るアビスのことも知らせる
- アンドロメダ:トリスタンにバレンタインを使って気持ちを伝えるよう勧め、自分の仲間をパーティーに誘う
- ナポレオン:エリザベート、オーディンと黄金チョコレートを争って敗れ、三人で手作りチョコを作ると決める
- フルフル:クルセイダーズの仲間を争わせようと、パーティーに人を呼び寄せる
- 主人公:手紙で呼ばれてパーティーに訪れ、多くの者からチョコを贈られる
- ジャンヌ・ダルク:主人公に同行し、チョコを渡す順番を決める最後の勝負でアーサーと争う