リチャード1世のキャラクターストーリーは全3話である。どの話も主人公(作中での呼び名は「団長」)と関わりながら、ビーチバレー大会、ポーカー勝負、賢王になる方法の模索に取り組み、王としてのあり方を考える内容である。
団長への贈り物を懸けたビーチバレー
リチャード1世は砂浜の掲示板でビーチバレー大会の告知を見つける。優勝賞品の海の幸の詰め合わせには、主人公が食べてみたいと言っていた珍味が入っていた。日頃の礼にこれを贈ろうと考え、主人公と組んでは贈り物にならないとして、別の相方を探す。ネロは最初は誘いを断るが、目的を聞くと参加を引き受ける。会場ではミカエルとジャンヌ・ダルクも賞品を狙って出場しており、ミカエルによればジークフリートもファフニールと組んで出るという。
試合ではリチャード1世が届く球をすべて自分で追い、ネロはぶつからないよう位置を合わせる。二人は言い争いながらも勝ち進み、対戦相手のジークフリートには、ばらばらに見えて妙に息が合っていると評される。準決勝を突破すると、ジャンヌは敗退して海鮮丼の夢が消えたことを嘆く。決勝の相手は主人公とカティアの組で、主人公はネロに出場を勧められて参加していた。ネロは、そのほうが面白くなると考えたと語る。
リチャード1世は、主人公に花を持たせるためにわざと負けるべきか迷う。しかし主人公に正々堂々と全力で楽しもうと声をかけられ、自分の力で勝ってこそ王らしいと考え直して全力で戦う。ネロとの組で優勝すると賞品を主人公に贈り、ネロにも礼として珍味を食べる権利を与える。リチャード1世は、勝利よりも主人公の笑顔に心を満たされる。
イカサマを誘うポーカー勝負
リチャード1世は、アンドロメダにポーカーで勝つため、主人公に練習相手を頼んでいる。主人公の助言でポーカーフェイスを身につけるが、本番では途中で表情を保てなくなり、また負ける。まったく勝てないことを不審に思った二人は、アンドロメダのイカサマを疑う。リチャード1世は自分もイカサマをすべきか迷い、民の上に立つ者として正面から勝ちたいと話す。主人公は、敵を欺くこと自体は問題ではなく、大事なのは自分に嘘をつくかどうかだと助言する。
再戦でリチャード1世は、9が来れば勝ちが決まると口に出す。アンドロメダはロイヤルストレートフラッシュを出すが、リチャード1世の手は10のフォーカードであり、場にはスペードの10が2枚あった。リチャード1世がマンサにカードを調べさせれば分かると告げると、アンドロメダはイカサマが露見すれば負けという取り決めに従って敗北を認める。9が欲しいという発言は、有利に見せかけて相手のイカサマを誘うための演技だった。ただしリチャード1世は、半分は運任せだったと明かす。
リチャード1世は、イカサマをせずに勝つため、正直なまま策を用いたと語る。そして主人公の言葉のおかげで、自分の愚直さを見据えることこそ本当の賢さだと気づいたと礼を言う。最後に、これからもずっとそばで支え続けてほしいと主人公に願う。
賢王とは何かを問う
賢王を目指しながら、その方法が分からず悩むリチャード1世に、主人公はほかのレジェンドたちへの相談を勧める。クレオパトラは美しさを身につけよと説き、マリー・アントワネットは面倒なことは民にやらせればよいと答える。ネロは、手を差し伸べてからその手を振り払えと謎めいた助言をするが、リチャード1世には理解できず、それ以上教えないネロをけちだとこぼす。憧れのアーサーは、王の要となる役目は国を守り、すべての敵を討ち滅ぼすことだと語る。リチャード1世は、ネロ以外の意見をそのまま受け入れる。
リチャード1世は、道を尋ねてきた旅人に、教わったことをそのまま試す。差し出させた手をはたき、自分が美しいかを問い、道は民に聞けと突き放したため、旅人を怒らせてしまう。主人公が謝って代わりに道を教えると、リチャード1世は、なぜうまくいかないのかと首をかしげる。
団員を率いる秘訣を尋ねられた主人公は、譲れないものを持っているつもりだと答え、それはほかの皆も同じだろうと話す。リチャード1世は、賢王とは何かを自分で定めないまま人の答えをまねても、賢王から遠ざかるだけだと気づく。そして自分なりの賢王の姿を思い描き、先人たちに劣らない王になると決意する。
登場人物
- 主人公:大会の決勝の相手やポーカーの練習相手を務め、賢王を目指すリチャード1世に助言する。
- ネロ:ビーチバレー大会でリチャード1世と組む一方、主人公にも出場を勧める。賢王の相談にも応じる。
- カティア:主人公と組み、ビーチバレー大会の決勝でリチャード1世たちと対戦する。
- ジャンヌ・ダルク:海鮮丼を作るため賞品を狙って大会に出場するが、敗退する。
- アンドロメダ:ポーカーでリチャード1世に勝ち続けるが、イカサマを見破られて敗北を認める。
- クレオパトラ:優れた王になるには美しさを身につけよと説く。
- マリー・アントワネット:面倒なことは民にやらせればよいと答える。
- アーサー:リチャード1世が憧れる王で、王の役目は国を守り敵を滅ぼすことだと語る。