呂布のキャラクターストーリーは全5話ある。主に主人公やジョカとのかかわりを描き、山賊のアジトへの潜入、ハロウィン、仲間たちとの誤解騒ぎ、ジョカとの別れの危機、花嫁修業が題材となる。どの話でも、呂布が主人公やジョカのそばにいたいという思いを行動や言葉で示そうとする姿が描かれる。
山賊の用心棒
主人公とリトリーは、山賊の被害に遭っている村を訪れる。山賊のアジトは討伐隊にも見つけられていなかった。二人は襲われていた村人を助けて山賊を追い詰めるが、山賊が「先生」と呼ぶ用心棒として呂布が現れ、主人公を吹き飛ばす。呂布はとどめを刺せという山賊の言葉を退け、主人公にはその場を動かないでほしいと言い残して、山賊とともにアジトへ去る。主人公は、呂布がかなり手加減していたことから何か事情があると考え、言われたとおり動かずにいる。
その夜、ジョカが呂布を連れて主人公の部屋を訪れ、すべては自分が授けた策だったと明かす。ジョカによれば、山賊に襲われている村を助けたいと呂布から相談を受け、仲間のふりをしてアジトに入り込み一網打尽にするよう勧めたという。呂布は親玉も含めて一人で全員を倒しており、主人公を傷つけたことを謝る。そのうえで、自分が主人公を裏切ることは決してないと誓う。主人公が事情を察していたと伝えて呂布をほめると、呂布は主人公に抱きつき、もう離れないと告げる。ジョカは呂布を「泥棒猫」と呼んで抗議する。
ハロウィンの悪戯
ハロウィンの手伝いを終えた夜、呂布は何度も「トリック・オア・トリート」と言いに来るが、主人公はそのたびに菓子を渡すだけで、呂布はあまり喜ばない。呂布はハロウィンをきっかけに主人公と仲を深めたいと考え、菓子ではなく悪戯を選んでほしかったが、主人公はそれに気づかなかった。
翌日、主人公のほうから呂布に「トリック・オア・トリート」と言う。菓子を持っていない呂布を主人公はくすぐり、呂布もやり返して、二人は笑い合う。主人公が、昨日の呂布が落ち込んで見えたので元気づけようとしたのだと話すと、呂布は本心を打ち明ける。悪戯にかこつけて主人公と親しく触れ合うのが本当の目的だったという。主人公が謝ると、呂布は悪戯の代わりに強く抱きしめてほしいと頼む。主人公も、悪戯の代わりに一緒に街を回ってほしいと頼み、呂布は承諾する。ただし呂布は、出かける前にもうしばらくこのまま抱き合っていたいと望む。
誤解の連鎖
ミカエルは、呂布が主人公の部屋をめちゃくちゃにしているところに出くわす。主人公に恨みがあるのかと問い詰められた呂布は、話を合わせて「結婚詐欺」で心を弄ばれた復讐だと言う。続いて呂布は、主人公の洗濯物を洗っていたジャンヌ・ダルクからそれを奪い、自分は心が不安定な洗濯物泥棒だと名乗る。さらにリトリーは、厨房で呂布が暴れて爆発が起きたと泣きながら訴える。ミカエルは呂布を悪人と決めつけ、ジャンヌは呂布が疲れているのだとして支えるべきだと主張する。
一人で落ち込んでいる呂布を、主人公が捜し当てる。主人公は、呂布は何も知らないと思われるのが嫌で、分からないことにもとりあえず話を合わせてしまうのだと指摘し、本当のことを話すよう促す。呂布によれば、部屋は掃除をしようとして失敗したもので、洗濯物は自分で洗いたくて持ち去ったが、それが泥棒になるとは知らなかったという。厨房では大きなパンをこねるうちに爆発させてしまっていた。呂布は、戦うことしかできず主君を裏切り続けたかつての自分とは違うと証明し、皆といつまでも一緒にいたいと行動で伝えたかったのだと語る。主人公は、気持ちは本当の言葉でなければ伝わらないと諭し、二人は皆に謝りに行くことにする。
七夕のあとの別れ
七夕が終わったあと、ジョカは呂布に、自分のもとを離れて主君である主人公に仕えるよう告げる。呂布はジョカが心配だと渋るが、ジョカは呂布の気遣いは迷惑で、各地の支殿を整えに旅立つときに問題ばかり起こす呂布を連れていくつもりはないと突き放す。呂布はジョカとの思い出を捨てると言ってフォートレスへ向かい、ジョカが織ってくれた浴衣も手放す。到着した呂布はジャンヌ・ダルクを驚かせたあと、主人公のためにと一人でアビス退治に出る。
そこへ、主人公から知らせを受けた甘寧が駆けつけ、戦いに逃げていると呂布をとがめる。呂布は感情をあらわにして本心を語る。ジョカが嘘をついていることは分かっており、その嘘はいつも自分のためのものだという。今回も、呂布が自分から言い出せずにいたので、ジョカがきっかけを作ってくれたのだと呂布は考える。そして、この先何百年も一人で支殿を守るジョカのそばに、今くらいは誰かがいてもいいはずだと訴える。甘寧は、呂布が捨てたはずの浴衣を差し出し、そばにいたい相手がいるなら大切なものから逃げるなと励ます。
呂布はジョカのもとへ駆け戻り、旅は要らない、ジョカがいればいいと告げる。ジョカは、呂布の足かせになりたくなかったと言って呂布をなじるが、やがて自分も一緒にいたかったのだと本心を明かして涙を流す。呂布はもう一人にはしないと約束し、ジョカを抱きしめる。
花嫁修業
呂布は、洗濯をしていたジャンヌ・ダルクから再び主人公の洗濯物を奪い、以前と同じように洗濯泥棒を名乗る。主人公に何がしたいのかと聞かれた呂布は、本音を言うことが大事だという以前の教えを思い出し、正直に話す。まず、主人公の部屋の掃除に失敗し、ミカエルと元に戻したことを謝る。そのうえで、花嫁修業として洗濯の練習がしたかったのだと説明する。呂布はジャンヌに教わって洗濯を覚え、続いてリトリーと一緒に、以前は爆発させてしまったパンを作る。食べる人を思って丁寧に作るよう教わったパンは今度はうまく焼け、主人公にも好評を得る。
最後に呂布は、主人公が本音で話すよう教えてくれた場所に似たところへ主人公を連れていき、結婚式の練習をする。呂布は腕を組んで入場し、誓いの言葉を述べ、以前してもらったことへのお返しとして主人公の頬に口づける。呂布は修業に付き合ってくれた主人公に感謝し、いつか本当に主人公の妻になると宣言する。