目次
  1. あらすじ
  2. ストーリー
    1. 第1話
    2. 第2話
    3. 第3話
    4. 第4話
    5. 第5話
  3. 登場人物

あらすじ

新しい活動拠点である地下都市、第二のフォートレスで、レオナルド・ダ・ヴィンチは魔導技術と新しい素材に強い関心を寄せる。やがて彼女は、町の誰もが同じように作れる高速の乗り物を広めて世界を変える「みんなでびゅんびゅん走るくん計画」を打ち出す 。協力を頼まれたホーエンハイムは、魔導に頼る技術そのものを嫌って計画に反対し、ソロモンと魔術・錬金術の優劣をめぐって衝突する 。バフォメットの提案で、両者は同じ設計図に独自の改良を加えた乗り物の性能で決着をつけることになる 。

ストーリー

第1話

第二のフォートレスの町を歩きながら、ダ・ヴィンチは時計に使われた金属に注目する。二千年前には加工が難しく実用化されていなかった素材が、今では魔導具の力で量産されていることに彼女は感嘆する 。続けて彼女はマスター・ルルアの相棒であるナイトくんを調べたいと頼むが、ルルアは友達を分解させることはできないと強く拒む 。

ルルアによれば、ナイトくんは生まれた時から共にいる存在で、騎馬や乗り物の記憶から生まれたのではないかという 。ダ・ヴィンチは、過去のどの時代にもそうした乗り物が戦場で活躍した例は無いはずだと疑問を示し、主人公は自分たちのまだ知らない世界の記憶なのかもしれないと考える 。ダ・ヴィンチは、いずれナイトくんのような友達を多く作れる未来のためにはみんなの技術向上が必要だと語り、温めていた「みんなでびゅんびゅん走るくん計画」の実行を宣言する 。

第2話

ダ・ヴィンチは、馬より速く長く走れる乗り物を以前から考えていたが、自分以外には作れなかったと明かす。今の時代の魔導具と素材があれば町の人々も同じものを作れると考え、まず試作品を作ろうとする 。彼女はソロモンとバフォメットに加え、カティアを介してホーエンハイムを呼び、錬金術との協力を求める 。

魔導具を動力に車輪で自走する乗り物にソロモンたちは賛同するが、ホーエンハイムは、仕組みも危険も理解しない者にさえ扱えてしまうとして反対し、魔導技術自体を嫌うと述べる 。ダ・ヴィンチが錬金術を期待外れと評すると、ホーエンハイムは魔術を下等と言い返し、怒ったソロモンと一触即発になる 。そこへオーディンが自分を痛めつけてほしいと割り込み、ホーエンハイムの術を受けて喜ぶ姿に場の怒気は和らぐ 。

バフォメットは、わだかまりを残さないため、各自が作る乗り物の性能で競うことを提案し、ソロモンはレース大会の開催を思いつく 。魔導を嫌うホーエンハイムは渋るが、挑発を受けて錬金術の真髄を見せると応じる 。乗り物はホーエンハイムの案で「魔導車」と名付けられる。カティアは正々堂々とした勝負なら友達として応援すると告げ、ホーエンハイムは設計図を読み込んで仕組みを理解する 。

第3話

ヤマトタケル、トール、ワルキューレ、オーディンが資材運びを手伝う。オーディンは、ホーエンハイムが錬金術や大きな目的のために自分自身をも犠牲にしようとしたと指摘し、かつての自分に似ているので友達になりたいと語る 。オーディンはさらに、魔術は生まれつきの才能に左右されるが、錬金術は術式によって誰でも使える可能性があり、その代わり膨大な知識を要すると説明する。ホーエンハイムはその説明をおおむね認め、魔導が発展するほど錬金術を学ぶ者が減り、知識の継承が先細ると懸念を明かす 。

ホーエンハイムは錬金術で試作車を組み上げるが、試乗したカティアは急停止で車を横転させて車外へ投げ出される。カティアは特異な頑丈さのおかげで無事であり、騒ぎを聞きつけたアビスも一同で撃退する 。ホーエンハイムは屋根や固定ベルトを付けた安全な車を三台作って皆に遊ばせる一方、設計図があえて技術者同士の競い合いを想定した基本設計になっていると気づき、ダ・ヴィンチを一流の発明家と認める 。

試乗を楽しんだタケルは、新生クルセイダーズの一周年記念パーティーをこのレースで祝うことに決め、優勝杯は「クルセイダーズ杯」と名付けられる 。応援団の衣装を考えていたタケルは、バフォメットと散策中のリヤナに出会うと彼女を衣装の手本に選び、ホーエンハイムともども連れていく 。

第4話

タケルとトールは応援団の衣装を披露し、カティアは自分は魔導車の運転をしたいと申し出る。リヤナも衣装を着るが、ホーエンハイムは試着しただけでいつもの服に戻ってしまう 。そこへトリスタンが現れ、ダ・ヴィンチのチームの応援につくと宣言する 。

主人公はダ・ヴィンチの実演会に招かれ、マンサ・ムーサの進行で魔導車が披露される。主人公は魔導車に、未来の世界で見た乗り物のような懐かしさを覚える 。撮影中に車の後方へ回った主人公は、衣装姿で隠れていたホーエンハイムを見つける。似合っていると告げる主人公に、ホーエンハイムは素直に嬉しいと応える 。

ダ・ヴィンチの専門的な解説で観客の反応が鈍いと見たロキは、魔術で観客を熱狂させるが、効き目が強すぎて騒ぎになる。クルセイダーズ一同が場を収め、怪我人も魔導車の損傷も出ずに済む 。続いてルルアが青チームの運転手として魔導車を走らせ、急な曲がり角を横滑りしながら曲がり切る走法で観客を沸かせる。ホーエンハイムは、試作段階でリヤナが偶然この技を見せたことがあったが、習得が難しいためカティアには教えなかったと明かし、ルルアの技量に驚く 。

マンサはレースの解説にダ・ヴィンチ、実況にアナスタシアを紹介する。アナスタシアは、転生前の世界に魔導車によく似た「クルマ」があったと語り、ダ・ヴィンチによればその言葉が計画を大きく後押ししたという 。クルセイダーズ杯が始まり、十台の魔導車のうちクルセイダーズの青チームと赤チームが先行し、急な曲がり角で後続を大きく引き離す 。

第5話

レースはルルアの青チームとカティアの赤チームの一騎打ちとなる。ダ・ヴィンチは、運転技術はルルアが上だがカティアには度胸があり、車の出力はホーエンハイムの改良した車が上回るとみる 。最後の直線でホーエンハイムの指示を受けたカティアが切り札を作動させると、赤チームの車は急加速してルルアを抜き、優勝する。ダ・ヴィンチはこの切り札を、残りのマナを使い切って加速する一回きりの装置だろうと推測する 。

勝ってもホーエンハイムは浮かない様子で、なぜ加速装置を付けなかったのかとダ・ヴィンチに問う。ダ・ヴィンチは、車体が耐えられる保証が無く、世界を変える計画のために魔導車を危険な物と思わせたくなかったと答え、錬金術を見直したと告げる 。ホーエンハイムは、自分は何かあれば自力で助けるつもりで車に強度限界の出力を持たせたが、ダ・ヴィンチは自分の目が届かない場所で他人が使うことを想定しており、そもそも違う視点で戦っていたのだと内心で悟る 。

勝利の魔導車を囲んだ撮影会の後、マンサは、荒れた道を走れる性能を示してこそ計画が成功に近づくと語る。ダ・ヴィンチは次の都市間長距離レースこそ本番だと述べ、ホーエンハイムに次は負けないと告げ、ホーエンハイムもそれに応じる 。

登場人物

  • ホーエンハイム:魔導を嫌って計画に反対し、錬金術で改良した赤チームの魔導車を作る。勝利の後、ダ・ヴィンチとの視点の違いに気づく
  • レオナルド・ダ・ヴィンチ:魔導車を設計し、「みんなでびゅんびゅん走るくん計画」を立ち上げる。レースでは解説を務める
  • カティア:ホーエンハイムの友人。試作車の事故を頑丈な体で乗り切り、赤チームの運転手としてクルセイダーズ杯に優勝する
  • ヤマトタケル:試作を手伝い、レースをクルセイダーズ一周年の祝いにすることを決め、応援団の衣装を企画する
  • マスター・ルルア:ナイトくんの相棒。青チームの運転手として横滑りの走法を披露し、カティアと優勝を争う
  • オーディン:ソロモンとホーエンハイムの衝突に割り込んで場を和らげ、魔術と錬金術の違いを説明する
  • トール:試作や試乗に加わり、タケルとともに応援団の衣装で赤チームを応援する
  • リヤナ:タケルに応援団衣装の手本に選ばれる。試作段階で偶然、横滑りの走法をやってのけていた
  • ソロモン:魔術を下等と言われてホーエンハイムと対立し、レース大会の開催を発案する
  • バフォメット:魔導車の性能で優劣を決める競争を提案する

2026.10.24 に録画から自動で作成(検証の指摘で 2 回書き直し)。自動検証: 通過。記事の作り方