あらすじ
冬の寒さがやわらぎ始めた頃、マンサ・ムーサは食事会の席でクルセイダーズに、自分が中心になって作っている新しい学園へ通わないかと持ちかける。何かの依頼ではなく、純粋に学園生活を楽しんでほしいという誘いである。ユノを皮切りに主人公たちは入学を決めるが、ジャンヌ・ダルクは読み書きが苦手なことを理由にためらう。そこへ教師として招かれていたリシュリューが現れ、ジャンヌにこそ学びが必要だと説く。
ストーリー
第1話
マンサ・ムーサは主人公たちを食事会に招き、教育には金を惜しまず使うべきだという考えから、自分が主導して新しい学園を作っていると話す。校舎はほとんど完成しているが、学生が思ったほど集まっていないという。マンサは、これは宣伝や依頼ではなく、平和のために戦ってきたクルセイダーズに学園生活を体験してもらうための誘いだと説明する。
ユノが最初に手を挙げ、主人公、リトリー、ヘルミィ、シルドラ、ミカエルも次々と入学を決める。ジャンヌだけは学園に興味を持ちながらも、読み書きが苦手で皆の足を引っ張りたくないとためらう。そこへ聞き覚えのある声が割り込み、リシュリューが、そういう者こそ学ぶべきだと告げる。
第2話
リシュリューは二千年前に主人公と共に戦った仲間で、マンサに教師として招かれていた。かつてレオナルド・ダ・ヴィンチと二人がかりでジャンヌに芸術を教えたことがあり、復習問題を出すと、ジャンヌは答えをほとんど忘れている。リシュリューは、本格的に通い始める前に、授業に追いつける程度まで初歩から教え込むと申し出る。生まれ育った国が同じ救国の英雄には思い入れがあるとも語り、その言葉を受けてジャンヌは入学を決める。以後ジャンヌは、リシュリューの指導の下で勉強漬けの日々を送る。
宿題の問題集を読みながら歩いていたジャンヌは、カフェに駆け込もうとした真田幸村とぶつかる。ソル、クローデットらバロア騎士団の面々も追いつき、事情を聞いた土方歳三は幸村にも学園へ通うよう勧める。幸村は馬鹿にされたと反発し、ジャンヌと問題を解く速さを競うが、算数の文章問題で負けてしまう。
クローデットは、幸村が戦いと誇りだけに生きる価値を見出してきたことを案じており、学園生活を通して見識を広めてほしいと伝える。幸村は入学を決め、土方は試験で落第点を取れば厳しく鍛え直すと言い渡す。学力検査に通った幸村とジャンヌを含め、全員が制服に袖を通して盛り上がるが、シルドラだけは自分の制服が皆と違うことに不満を漏らす。
第3話
マンサによれば、シルドラが着ているのは将来受け入れる予定の、もっと年少の学年の制服である。リシュリューは、シルドラが学力検査をさぼったため下の学年に入れたと明かす。クラスは検査の点数で分けられており、幸村も主人公たちより一つ下のクラスになっている。授業が始まると、学園の教育熱心さに皆が圧倒される。
放課後に学園を歩いていた主人公たちは、委員会や部活動の勧誘チラシを目にする。そこへアート部顧問のダ・ヴィンチ、フランシス・ドレーク、アポロンが現れ、主人公を取り合う。主人公は、気になるものを体験してから本格的に入るものを決めると答える。
その後、ジャンヌとミカエルは美化委員会に入り、朝の清掃や花壇・樹木の手入れを担当する。主人公も手伝いに加わり、顧問のコノハナサクヤヒメから桜の木の剪定を教わる。木に愛情を込めて話しかけるよう言われ、ミカエルは恥ずかしがりながら従い、ジャンヌは赤ちゃん言葉で話しかけて皆を驚かせる。
第4話
剪定を終えた三人は、桜が咲くのを楽しみにする。数日後、三人で登校する途中、ジャンヌとミカエルは学園生活への憧れを語る。マンサの依頼で学園に行った仲間たちの話や、ハデスに借りた学園ものの本がそのきっかけだという。そのとき空にアビスが1体現れる。ミカエルが追うが、スカートが気になって思うように動けない。弓術部に入っていた幸村が駆けつけて矢を放ち、主人公たちは連携してアビスを倒す。
幸村は購買でパンを取り合ったり、弓術部の仲間と校庭を走ったりと、自分なりに学園生活を楽しむ。ある日、幸村は授業の遅れを心配したリシュリューの補習から逃げ出し、ジャンヌたちにかくまってもらおうとする。ヘルミィは、このままでは次の定期試験で赤点になると指摘し、ジャンヌとミカエルは試験が近いことを思い出す。リシュリューは、赤点を取った学生の補習も自分が受け持つと告げる。
ジャンヌはミカエルに、幸村はヘルミィに勉強を教えてほしいと頼み、ジャンヌの部屋で勉強会が始まる。二人とも算数が苦手で、ミカエルは人狼算と呼ばれる問題を、群れが全部普通の狼だった場合の足の数から始め、人狼が1体増えるごとに足が2本減ることから考える方法で説明する。正解した幸村は、問題が解ける気持ちよさを知る。勉強会はその後も楽しく続く。
第5話
勉強会は毎晩のように続き、試験前日にはジャンヌ、ミカエル、幸村がジャンヌの部屋で遅くまで勉強する。翌朝、三人は寝坊し、ヘルミィに代わって起こしに来たリトリーにたたき起こされる。三人は走って、試験開始の直前に教室へ駆け込む。ジャンヌは祈って落ち着きを取り戻し、勉強会で解いた問題に取り組む。
試験の翌朝、ジャンヌは主人公と二人で登校する。ジャンヌはヘルミィに答え合わせをしてもらい、赤点はまず免れているとの見立てを得たと話す。学園に着くと、美化委員会で手入れした桜の木が一斉に咲いている。二人は花が自分たちを祝ってくれているようだと笑い合い、主人公はジャンヌと一緒に学園へ通えてよかったと感じる。
登場人物
- ジャンヌ・ダルク:読み書きが苦手なため入学をためらうが、リシュリューに背中を押されて学園に通い始める。美化委員会に入り、勉強会を経て定期試験に臨む。
- 真田幸村:クローデットに勧められて入学し、弓術部に入る。勉強には苦労し、補習から逃げ出したこともある。
- ミカエル:ジャンヌと一緒に美化委員会に入り、勉強会では二人に算数を教える。
- リシュリュー:学園の教師で、主人公とは二千年前に共に戦った仲間。ジャンヌと幸村の勉強を厳しく見る。
- マンサ・ムーサ:学園を作った人物で、クルセイダーズに学園生活を体験してもらおうと誘う。
- ヘルミィ:主人公とユノに付き添って入学し、幸村の補習の件を説明する。勉強会では幸村に勉強を教える。
- シルドラ:学力検査をさぼったため下の学年に入れられ、一人だけ違う制服を着ることになる。
- ユノ:最初に入学の意思を示し、勉強会も楽しみにしている。
- コノハナサクヤヒメ:美化委員会の顧問で、ジャンヌたちに木の剪定を教える。
- クローデット:幸村の生き方を案じ、学園生活で見識を広めるよう勧める。