あらすじ
マンサの誘いで新設の学園に通うことになったユノたちは、入学初日の放課後を迎える 。下の学年に入ったシルドラを追いかけるうちに、ユノは自分がどんな学園生活を望むのかを考え始める 。やがて学生会執行部に入ったユノは、ヘルミィとともに投書で寄せられる学生の相談に応える役目を担う 。しかし、ある日持ち込まれたのは恋の相談であった 。
ストーリー
第1話
話は入学初日にさかのぼる。初めての授業を終えた放課後、事情があって別の学年・別のクラスになったシルドラが教室にやって来て、主人公を連れて帰ろうとする。主人公がすぐ帰るのは惜しいと答えると、シルドラはいたずらを仕掛ける場所を探すと言い出し、ユノとヘルミィは心配して後を追う 。
ユノはシルドラを学園見学に誘い、ヘルミィの勧めで部活動の体験入部を考えるが、どれも気になって決められない。もともと軽い気持ちで入学したため具体的な目標が無いと打ち明けるユノに、ヘルミィは天啓祭もユノの小さな相談から大きな祭りになったことを挙げ、きっかけは軽くてよいと助言する 。ユノが、みんなに楽しく過ごしてほしい、自分もみんなと一緒に楽しく過ごしたいという希望を口にすると、ヘルミィは学生会執行部員の募集チラシを示す 。
第2話
いくつもの部活や委員会を見学した末、ユノは学生会執行部への入部を決め、主人公に報告する。同じく入部したヘルミィは、学生会が学生の代表として行事の企画運営から日々の問題解決までを担うことを説明する。ユノとヘルミィは投書に対応する目安箱係となり、主人公は手伝いを申し出るが、その言葉は事前にヘルミィとシルドラに言い当てられていた 。
休日、三人は飼育部の柵の修理や図書の整頓、魔導具の調整などの依頼をこなす。「重要な荷物運び」という依頼の差出人はシルドラで、町での買い物の荷物持ちとして主人公を連れ出すのが狙いであった。ヘルミィは学園と無関係だとして断り、シルドラは学園にいる間は主人公を「先輩」と呼ぶと言い出し、結局仕事の後にみんなで買い物へ行く約束となる 。
最後の依頼は美化委員会の花壇づくりで、委員のジャンヌ・ダルクとミカエル、顧問のコノハナサクヤヒメとともにシロツメクサの苗を植える。コノハナサクヤヒメによれば、シロツメクサは土を豊かにし他の花を育ちやすくする。作業後にユノは転んで苗の上に倒れ込むが、コノハナサクヤヒメはこの草は強いので心配いらないと語る 。
第3話
定期試験の後、ユノとヘルミィはジャンヌ、ミカエル、真田幸村と答え合わせをする。ヘルミィは各クラスの試験問題を再現しており、幸村もぎりぎりで赤点を免れる 。試験明けで学生会活動を再開すると投書が一枚も無く、ユノは目安箱がまだ知られていないと考えて宣伝に回る 。
その途中、韋駄天、呂布、弁慶が学園内で競走しているところに出くわし、三人を挟み撃ちで止める。ロバート・E・リーによれば、馬術部の顧問候補としてマンサに呼ばれた際の愛馬自慢から呂布と弁慶の馬比べが始まり、そこに韋駄天が加わったのだという。ヘルミィは馬術部とスピードレース部の両方の設立をマンサに進言することで場を収める 。騒ぎで集まった野次馬に向けて、シルドラの提案でユノは目安箱を宣伝する 。
数日後、投書は大幅に増えるが、運動場の拡張やプールの設置など要望の規模も大きくなり、定例会に回すことになる。そこへおとなしい女学生が訪れ、好きな人がいると打ち明ける 。
第4話
女学生は他クラスの男子学生ともっと親しくなりたいと相談する。シルドラは学園と無関係だとして断るべきだと言うが、勇気を出して頼ってきた相手の力になりたいと願うユノに、ヘルミィは学生会としてではなく個人として手助けすることを提案する。二人の助言を受けた女学生は告白するが、相手に許嫁がいたため断られる。それでも彼女は力を尽くした結果だとして礼を言う 。
シルドラは、ヘルミィが許嫁の存在を知っていたことを指摘する。ヘルミィは、彼女が求めたのは告白の後押しであり、諦めるよう助言するのは筋違いだと説明し、学園の間だけの交際や側室・愛人となる可能性にも触れる。知っていれば覚悟や準備ができたと反論するシルドラに、ヘルミィは一理あると認める 。
数日後、ユノの誘いで仲間たちは草原へピクニックに出かけ、現れたアビスを退治して弁当を囲む。ジャンヌとミカエルが主人公に料理を勧め、シルドラがからかう光景を見て、ユノはふと先日の話を思い出す 。後日、学生会の役員がユノに主人公と交際しているのかと尋ね、主人公が女学生の間で注目の的になっていると話す。ヘルミィは主人公に恋人はいないがハーレムはあると断言し、ユノは自分と主人公が恋人のように見られていたことに胸を高鳴らせる 。
第5話
帰り道、ユノは学園では恋をするのが普通なのかと主人公に尋ねる。主人公は、生まれ育った土地によっては同年代の異性と接する機会がほとんど無い人もおり、幼馴染のカティアがいなければ自分もそうだったと述べ、そうした人が学園での恋に憧れるのは自然なことだと答える 。月との戦いも無く普通の学生として出会っていたらと考えたユノは、気持ちを紙に書くうちにラブレターを書き上げてしまい、機会があれば渡そうと決める 。
翌朝、ユノはジャンヌとともに主人公と登校し、花を咲かせたシロツメクサの花壇に立ち寄る。そこでは馬のトラベラーを連れたリーが、この草はクローバーとも呼ばれ牧草として知られると説明する 。ユノが転んだ場所には四つ葉のクローバーがたくさん生えており、主人公はそこにだけ生えているようだと言う。ジャンヌはそれでみんなのお守りを作りたいと話す 。四つ葉を独り占めしないジャンヌの姿を見て、ユノは自分の思いをこっそり伝えるのは抜け駆けのようだと考え、手紙をしまって「いつか」に期待を寄せる 。
登場人物
- ユノ:語り手。学生会執行部の目安箱係として学園の相談事に取り組み、やがて主人公への思いを手紙にしたためる
- ヘルミィ:ユノとともに目安箱係を務め、試験問題の再現や騒ぎの仲裁などで活動を支える
- シルドラ:下の学年に入学し、学生会室に入り浸る。学園では主人公を「先輩」と呼ぶ
- 主人公:ユノたちの学生会の仕事を手伝う。学生会役員によれば、学園で注目の的になっており、女の子の間では憧れの存在だという
- ジャンヌ・ダルク:美化委員として花壇づくりに関わり、四つ葉のクローバーを見つけてお守り作りを提案する
- ミカエル:美化委員。答え合わせやピクニックに加わる
- 真田幸村:答え合わせで赤点回避を確認し、ピクニックにも参加する
- ロバート・E・リー:馬術部の顧問候補。学園内での競走騒ぎの経緯を説明し、シロツメクサがクローバーであることを教える
- コノハナサクヤヒメ:美化委員会の顧問。シロツメクサの植え付けを指導する
- 韋駄天:呂布・弁慶の馬比べに割り込み、学園内で競走を繰り広げる