マスター・カロリナのキャラクターストーリーは全1話である。カロリナはアビス退治のあとに主人公・リトリー・ミカエルと酒場で食事をする。その席で自分の記憶の成り立ちを打ち明け、アイスクリームを通じて初めて自分だけの記憶を得る。
酒場での親睦会と初めてのアイスクリーム
カロリナにとって初めてのアビス退治を終え、一行はフォートレスへ戻る。疲れていないかとリトリーに聞かれたカロリナは、槍の武を司る者としてこの程度の討伐で疲れはしないと答える。仲間と親睦を深めたいと考えたカロリナの提案で、一行は酒場で食事をとることになる。ところがカロリナが頼んだ料理は魚・肉・野菜・パン・酒と大量で、主人公やミカエルは食べきれるか戸惑う。カロリナはこの世界をまだよく知らず、メニューの料理がどれも知らないものだったので、気になって多く頼んでしまったと説明する。
続けてカロリナは、自分が覚えているのは戦いのことだけだと明かす。いつ誰とどう戦ったかは覚えているが、それ以外はおぼろげだという。本人によれば、記憶を失ったというより、多くの人々の記憶が重なって細部が覆い隠されたような状態である。槍の攻め方・守り方については、この世界で自分より詳しい者はまずいないと語る。それでも戦いだけでは武器と変わらず、人間らしさが必要だと考えている。また、食べ物や飲み物を口にすると、それを味わった人の記憶がよみがえることがあり、そうした瞬間をできるだけ多く味わいたかったのだと話す。ミカエルと主人公はそれを聞いて、注文の多さを受け入れる。
リトリーは名前を伏せたまま一品を注文し、カロリナに食べさせる。それはアイスクリームで、カロリナはその冷たさに驚き、甘くておいしいと喜ぶ。さらに、これに当たる記憶が自分の中には無く、まだ誰も食べたことがないものらしいと気づく。主人公が、これはカロリナ自身が初めて感動した新しい記憶になると言うと、カロリナは自分だけの記憶と感動だと知って喜ぶ。リトリーとミカエルは、女子会としてスイーツの店へカロリナを連れて行こうと決め、男の主人公は外される。その後カロリナは主人公に小声で、今度二人だけで誰にも内緒で行こうと誘い、それも自分だけの思い出になると告げる。