真田幸村のキャラクターストーリーは2話ある。どちらも主人公と張り合う話で、1話目は学園で三本勝負をする話、2話目は敵対する主人公を追ううちに、それと知らずに主人公と組んでアビスと戦う話である。
昼休みの三本勝負
昼休みに主人公と昼食を共にするようになった幸村は、主人公の卵焼きを横から取って食べる。そのあと、ほつれた革製の弓具を縫い直そうとするが、針に糸を通せない。主人公が代わりに縫おうかと声をかけると、幸村は器用さを鼻にかけて見下していると受け取って腹を立て、勝負を申し込む。自分が勝てば謝らせ、負ければ何でも言うことを聞くという条件で、三本勝負が決まる。
一本目は問題集を使った学力勝負で、学園に来てから勉強に励んでいると胸を張る幸村は96点を取るが、98点の主人公に負ける。二本目はグラウンドを三周する競走で、幸村が大差をつけて勝つ。三本目を決めかねて学園を歩いていると、小屋の上に乗ったボールを取れずに困っている少女に出会う。二人はボールをどちらが早く取るかを最後の勝負にするが、どちらの手も届かない。幸村は勝負をやめて主人公に肩車をさせ、跳び上がってボールを取り、少女に渡す。
結局三本目は決着がつかない。幸村は自分が言い出したのだから実質は勝ちだと言いかけるが、肩車で勝っても格好がつかないと考え直し、引き分けにする。少女のために動いた幸村を主人公が格好よかったと言うと、幸村はうろたえる。もう怒っていないと答えると主人公がうれしそうに笑うので、幸村はペースを乱されながらも、三本勝負は楽しかったと言い切る。
変装薬と食後の共闘
アビスを倒して帰ろうとしていた幸村は、敵対している主人公に出くわし、勝負しろと迫る。幸村がけがをしているのを見た主人公は戦えないと言って逃げ出すが、幸村はけがを抱えたまますぐに追いついてくる。そこへ行商人が現れ、飲むと顔の形が変わる変装薬を、効き目を確かめたいからとただで差し出す。行商人によれば、効果はおよそ半日で切れるという。主人公はこれを飲み、マントで服を変えて腕輪も隠す。
追ってきた幸村は、慣れない敬語で行方を尋ねるが、目の前の相手が主人公だとは気づかない。主人公が敬語はいらないと言うと、幸村は礼儀正しく話せなかったことを悔しがる。主人公は道案内を引き受ける代わりに、まず傷の手当てをさせることを条件にする。捜索は空振りに終わり、幸村は手当てと手伝いの礼として丼をおごる。米粒を散らかす食べ方を注意されると、雑なところを直して礼節を大事にしようとしているのだと明かすが、結局は勢いよく十杯を平らげる。
そこへ悲鳴が聞こえ、アビスが現れる。幸村は主人公に住民と逃げるよう言うが、自分は敵に背を向けるのは武士の恥だと言い、後ろの住民を守るために、けがのまま戦うと告げる。主人公も剣には自信があると加勢を申し出て、幸村はその心意気を気に入る。二人は息を合わせてアビスを全滅させ、幸村はいいコンビかもしれないと言う。
日が落ちて薬が切れそうになり、主人公は宴に誘う幸村を振り切って帰ろうとする。しかしその場で顔が元に戻り、正体が知られてしまう。だまされたと怒った幸村は弁解を聞かず、斬ると言って主人公を追いかける。
登場人物
- 主人公:1話目では幸村と三本勝負をし、2話目では敵として追われる身でありながら、変装して幸村の手当てをし、ともにアビスと戦う。
- 少女:1話目で小屋の上に乗ったボールを取れずに困っており、三本目の勝負のきっかけになる。
- 行商人:2話目で、魔術師が作ったという変装薬を主人公にただで渡し、幸村から隠れる手助けをする。