あらすじ
召喚されて間もないナイチンゲールは、ジル・ド・レの案内でフォートレスを見て回るうちに、同じ姿の個体が多数存在する軍団ワルキューレと出会う 。ワルキューレは「代わりはいくらでもいる」と言って、自らの傷を顧みない戦い方を続けていた。これに対してナイチンゲールは、その考えを変えたいと申し出る 。そんななか、山の向こうの村がアビスに襲われ、両者は同じ戦場に立つことになる 。
ストーリー
ナイチンゲールは召喚後の案内をジル・ド・レに頼み、フォートレス周辺の草原でワルキューレたちと顔を合わせる。ジル・ド・レによれば、ワルキューレは同じ個体が多く存在する軍団で、見た目の区別はほとんどつかないという 。アビスの群れが出たとの報告で出撃すると、ワルキューレは隊の作戦を待たずに突撃し、多くが負傷する。彼女たちは一人倒れても自分たちが消えるわけではないと語る 。ナイチンゲールは魔術を使わず傷を洗って包帯を巻く手当てを行い、痛みがすぐ消えると思えば危険な行為を平気でするようになるためだと説明し、ワルキューレに自分の考えを伝えたいとミカエルに申し出る 。
韋駄天は壁への激突で相棒の乗り物クマラ号を壊し、負傷したまま修理用の鉱石を探そうとする 。ナイチンゲールは聞き込みと文献調査で採掘場所を突き止めて洞窟へ向かい、そこで韋駄天と合流して共に探すことを申し出る 。修理が済んだ後、他人には取るに足らないものでもその人には代わりがないのだとワルキューレに語るが、通じない 。次にキキーモラが、家事の得意なレジェンドが増えて自分は代わりがきくと思い込み、書き置きを残して出ていく。ナイチンゲールは必要としてくれる人が必ずいると説いて連れ帰り、リトリーは裁縫ならキキーモラが一番だと仕事を頼む 。ワルキューレはナイチンゲールの大切なものを知ろうと尾行し、武器を侮辱されたことで争うトールとクー・フーリンを止める場面で、大切に思うものを悪く言われれば誰でも感情的になると聞かされ、彼女の大切なものは「みんな」だと結論づける 。
山向こうの村がアビスに攻め込まれたとの知らせを受け、一隊は救援に向かう 。ナイチンゲールは避難先の教会で治療に当たるが、助からない男の手を握って看取る。その姿を見たワルキューレたちは胸の痛みを覚える 。新手のアビスが迫ると、ワルキューレは代わりがいるのだから自分たちが戦うと主張し、ナイチンゲールは自分が悲しむのだと声を上げ、これまで韋駄天やキキーモラ、トールらに語ってきた言葉をそのまま繰り返す 。ワルキューレは、理由は分からないが彼女を失えば悲しいと言って共に戦い、アビスを退ける 。復興作業では、休まず働くナイチンゲールをワルキューレが止めて手当てする側に回り、ミカエルとジル・ド・レは彼女がワルキューレを見分けられるようになったのではないかと気づく 。