アモンのキャラクターストーリーとして、「アモン 第1話」と「アモン2 第1話」の2本の録画がある。「アモン 第1話」では、アモンが主人公やリトリーと一緒に薬を届けに行き、護衛を務める。「アモン2 第1話」では、バレンタインにフルフルやバフォメットと一緒にチョコレートを作る。
割れやすい薬の護衛
主人公たちはフォートレスの商人から、薬を別の街へ届けてほしいと頼まれる。街道でアビスが目撃されており、薬の瓶も割れやすい。そのため運ぶ役と戦う役を分けたいが、手の空いている者が主人公とリトリーしかいない。ジャンヌ・ダルクとミカエルは別の用事があって同行できない。そこへ通りかかったアモンが、渋りながらも護衛を引き受ける。
街に着くと、アモンは自分がいると目立って住民を怖がらせると言い、外で待とうとする。そのときひったくりが起き、主人公は薬をアモンに預けて犯人を追う。犯人は捕まり、奪われた荷物も戻る。アモンは怒って二人に言う。自分は仲間になったつもりはなく、利害が一致したから協力しているだけであり、そのような相手に大切な荷物を預けるべきではない、と。
主人公は、アモンが真面目で義理堅いことを知っていると返し、自分たちはアモンを信頼していると伝える。アモンは、仲間になったわけではないとあらためて言う。それでも、二人だけでは甘すぎて不安だという理由で、届け先まで付き合うと告げる。
二度目のバレンタインチョコ
バレンタインで賑わう町で、アモンは考え込む。先日主人公にチョコレートを渡したものの、ほかにいろいろなことがありすぎたため、世話になっている礼としてもう一度きちんと渡したいと考えている。ただ、一人で作る自信はない。そこで材料を集めていたバフォメットと、匂いにつられて来たフルフルに出会う。バフォメットは指南役を、フルフルは味見役を買って出る。バフォメットによれば、チョコレート作りはレジェンドの方のバフォメットたちがすでに探求を済ませており、料理は薬の調合や錬金術と同じように、レシピの手順どおりに作ればよい。
バフォメットは、成功とは何かを定めるところから話し始めようとする。しかしアモンはそれを遮り、作業に移る。アモンは材料を刻み、湯煎でゆっくり溶かし、型に流し込む。湯煎では、熱い湯や直火を使えば楽になるが風味が飛ぶと教えられる。型に流す場面では、腕が震えるのをフルフルにからかわれる。冷やして固まるのを待つあいだ、アモンは自分たちがチョコレートを作っているのが急におかしく思えてくる。バフォメットも、こんな未来は予想できなかったと応じる。アモンは、こうなったのは「アイツ」のおかげだと心の中で思う。
アモンが、おいしくできたかと尋ねる。バフォメットは、おいしさは食べる人それぞれの感じ方によると答える。作る側にできるのは相手を想う心、つまり愛を込めることくらいであり、アモンのチョコレートにはそれが込められているので悪いようにはならないだろう、と語る。アモンはそれを否定しつつ、バフォメットは変わったと言う。バフォメットは、変わったのはお互い様だと返す。フルフルに急かされたアモンは、多めに作ったチョコレートを食べてよいと許す。ただし「アイツ」の分は残しておくように言う。アモンは、以前の自分なら軟弱と思ったかもしれないこの時間を、心地よく感じている。